厚生労働省の毎月勤労統計によると、
2024年3月の実質賃金は前年同月2.5%減
と24ヶ月連増マイナスとなりました。
賃上げが物価高に追いついていません。
今年の春闘の賃上げ率は5%を超え、4月
以降のプラスへの転換が期待されています。
一方、円は年初から1割円安となっており、
エネルギー価格も上昇しています。
2023年から始まった電気・ガス料金の
負担軽減策も5月で終了します。
海外から輸入する食材は、現地価格の
上昇に円安が相まって買い負けています。
ドル高を背景に、米国は豪州からの
牛肉輸入量を大幅に増やしており、
日本は劣勢に立たされています。
日本の牛丼チェーンは、3月末から
4月にかけて牛丼を値上げしました。
使用する米国産牛肉（バラ肉）の4月の
調達価格は、前年同月比64%上昇しました。
代替品を見つけるのは困難です。
