メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

クリスマスにはエッグノッグ、、とは言うものの

2015-12-21 13:23:02 | 食文化
毎年今頃になると
日本でも「エッグノッグ」という言葉が
急上昇検索ワードになるそうです。

どうやらきっかけは
昨年のクリスマスシーズンに
東京ディズニーランド&シーに初登場したエッグノッグらしいのです。

日本の家庭ではまだまだ馴染みの薄い「エッグノッグ」とは
一言で言えば、ちょっとクリーム色がかって
ちょっとどろりとしていて
何やら薬草や香草を思い起こさせる不思議な香りがする
甘い甘いミルクのようなもの。

けれども
「なあんだあ、単なるドロドロ甘いミルクじゃないの。」などと
あなどったら大間違い(笑)。

ディズニーランドやシーのエッグノッグには
まさかお酒は入っていないとは思いますが
本来の大人用エッグノッグに欠かせないのは
ウィスキーやブランディーやラムなどのお酒と、ある特別なスパイスでです。

ま、一言で言えば、「卵酒」(笑)?

ワシントンDCでクリスマスを過ごす時は
いつも郊外の友人の家に仲良し3カップルが集まってから
クリスマスディナーに出かけます。

昨年の今頃のこと
クリスマスディナーに出発する前に
こんな「儀式」が始まりました。


「メイ、今日は『エッグノッグ』だよ。
 クリスマスだからね。」

カウンターの向こうからティムが言います。

珍しそうに身を乗り出している私の前で
彼がひとつひとつ得意げに説明をしてくれます。

「まずエッグノッグを入れて、、、」


「それからバーボンを入れて、、、」
「最後にこれを入れるのさ。」
と、取り出したのは、まあまあいったいなんでしょう。

これ、ナツメグの実なんですって。


小さな瓶に入ったパウダー状のナツメグはいつも使っていましたけれど
その大元がこんな硬い身だとは知りませんでした。

この固い実をすりおろします。

なあるほど、エッグノッグのあの薬草のような香りの正体はこのナツメグだったんですね。

はい、これが「エッグノッグ」です。


「これをつまみながら飲めば、気分はクリスマスさ。」
(これとはピーカンナッツです。)


けれども、こんな手間をかけなくたって
スーパーに行けばエッグノッグが牛乳売り場で売られています。
何もこの季節に限らずいつだって売られています。
ただしお酒抜きですが(笑)。


実は、我が家の冷蔵庫にも
誰かさんがいつも買ってきて
誰かさんがいつも飲んでます。

もちろんお酒は入れていないようですが
それにしても、こんな甘ったるいもの
大の男が昼間から飲んじゃっていいんでしょうかねえ(笑)。

と思うほどにエッグノッグは甘すぎて苦手なメイおばさんです。
ナツメグの香りも、この場合はちょっと苦手です。

でもね、ティムそしてマイフレンズありがとう。
いつもいろいろ教えてくれて。
お返しに、今度、玉子酒作ってあげるからね(笑)。

申し遅れましたが
上の写真にあるような市販のエッグノッグに含まれているものは
牛乳、クリーム、砂糖、スキムミルク、卵黄、塩、スパイス、ターメリック(着色用)
だそうです。



お忙しい中、今日も読んでくださってありがとうございました。
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