春は5月のロンドンの
別に商店街でもなんでもない住宅地の小さな青果店。
働くのは威勢のいいお兄さんが二人
ここの店先で見つけたのがこんなもの
カップに入ってスプーンがついて
歩きながらでも食べられる石榴(ざくろ)の深紅の粒でした。
その昔、王女サロメが囚われの身のヨカナーンに恋をして
その唇の美しさを石榴の赤にたとえます。
“It is like a pomegranate cut with a knife of ivory.“
(お前のくちびるは象牙のナイフで切った石榴のよう。)
さてさてそんな美しい、そしてどこか怪しい石榴ですけれど
じゃ、いったいどんな風に使えるの?
ということで、今日のメイおばさん
クリスマスによく似合う石榴を使った一品をご紹介いたします。
シアトルの新聞「The Seattle Times」のレシピ記事で出会いました。
石榴とチキンウィングを使った目もあざやかな「石榴チキン」です。
チキンでしょう?
石榴の赤でしょう?
ね、クリスマスにぴったりだと思いません?
チキンウィングに石榴ジュース、生姜、レモン、砂糖、醤油をからめて
オーブンで焼いて、お皿に盛り付けた上からパラパラと石榴の実をふりかけるだけなのですけれど
とっても華やか、なかなか美味しくて
今やクリスマスに限らず、石榴を使ったメイおばさんの定番料理となりました。
ご紹介しますね、「メイおばさんの石榴チキン」
用意するもの
□石榴ジュース 190cc
□醤油 125cc
□生姜 皮を剥いてみじん切り 大匙2杯
□ニンニク みじん切り 大匙1杯
□レモンの皮 みじん切り 大匙1杯
□お砂糖 4分の3カップ
□赤唐辛子 小さじ半杯
□レモンの搾り汁 60cc
□コーンスターチ 大匙3杯
□鶏の手羽元 24本
飾りつけに
□石榴の実 125cc
□小口ねぎの緑の部分 少々
1. 小鍋に石榴ジュース、醤油、生姜、ニンニク、レモンの皮、砂糖、トウガラシ、レモン汁、コーンスターチを入れて中火で火にかけます。
火にかけている間はかきまわし続けてくださいね。
2. とろみが出てきたら、火からおろし冷ましておきます。
3. オーブンを190度に予熱します。
4. 手羽元に2のソースをまんべんなくからませます。
5. 油を塗った天板の上に4の手羽元を並べます。
6. オーブンで30分焼いき、手羽元の上下をひっくり返してさらに20分焼きます。
7.再びひっくり返して今度は10分焼きます。手羽元の大きさにもよりますから様子を見ながら焼き時間は適当に短縮してくださいね。ひっくり返す時にはなるべく手羽元をソースにからめるようにします。
8.焼きあがった手羽元をソースをからめながらお皿に移します。
9. さあ、いよいよ石榴の実の出番です!!!!石榴の赤い実と緑色の小口ねぎをトッピングしてください。
こんな風にポンポン叩けば実が落ちてきます。
メイおばさん、これを発見するまではけっこう苦労していたんですよ。
とにかく叩いてくださいな(笑)。
今年一番のいやな奴の顔など思い浮かべながらね(笑)。
チキン、そして赤と緑のコントラスト!
ねえ、これってクリスマスにぴったりでしょう?
周りを緑で飾ってもクリスマス(笑)。
外からでは熟し具合がわからないのが困るところですが
まあ、そこはなんとか年末宝くじでも買うつもりで(笑)。
Merry Christmas!!
読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
↓