私は、今、鶏鳴オンデマンド選書3として『許萬元のヘーゲル研究』という本を出そうとしています。
彼の仕事はこのままにしておいてはならないと思います。著書はもちろん雑誌論文もできるだけ集めた、いや、全部集めたつもりです。
例によって、詳しい評注をつけて、読者の思索を刺激するつもりです。
しかし、その中の一雑誌論文「ヘーゲルにおける体系構成の原理」だけは、何という雑誌のいつの号に載っているのか分かりません。ご存知の方は教えて下さい。
許萬元の論文の終わった次の頁には稲葉守(都立大学の助手)の「Idealisierung──ヘーゲル・美の論理」と言う題名の論文が載っていますので、都立大学の哲学研究室の雑誌の公算が大きいとは思いますが、分かりません。
よろしくお願いします。牧野紀之
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掲載誌名 人文学報 / 首都大学東京都市教養学部人文・社会系, 東京都立大学人文学部 編
掲載通号 106
掲載ページ p107~128
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https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I1539998-00
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000002-I1539998-00
ヘーゲルにおける体系構成の原理 (大村晴雄教授退官記念論集)
掲載誌 人文学報 / 首都大学東京都市教養学部人文・社会系, 東京都立大学人文学部 編 (通号 106) 1975.03 p.p107~128
とあります。
「頁数」も一致しました。
「都市の主体的概念」…『総合都市研究』(6)p73~86、東京都立大学都市研究センター、1979年
「科学者混乱の時代」…『國學院雜誌』88(8)p32~33、1987-08年
「区別の弁証法について」…『唯物論と現代』(14)、p47~66、文理閣、1994年
「梯哲学の魅力」…『季報唯物論研究』15(2)、p120~123、季報「唯物論研究」刊行会、1996年
甘粕石介『ヘーゲル哲学への道』解説…こぶし書房、1996年
武市健人『弁証法の急所』解説…こぶし書房、2005年
「止揚される自然」…池田善昭編『自然概念の哲学的変遷』、p213~p233、世界思想社、2003年
井尻正二・許萬元「科学と方法をめぐる対談」…『唯物論』(50)、東京唯物論研究会、1977年