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スズキへの補助金問題 ──浜松市政を考える(その1)

2019年09月18日 | サ行

 スズキへの補助金問題
   ──浜松市政を考える(その1)

 自分の勉強で忙しく、市政について発言している時間はないのですが、どうしても言っておきたいことを言うことにしました。光ファイバーも来たことですし。(牧野紀之)

 第1回、スズキに補助金反対署名呼びかけ

 検査不正問題などを起こしたスズキに浜松市が補助金を出すのは問題だとして元社員ら市民有志が8日、市に補助金を支給しないよう求める団体を作り、市民に署名を呼びかけることになった。

 団体は「スズキの補助金を考える会」(仮称)。8日の集会には、元社員、弁護士、労組員、共産党市議や市民らが参加した。

 スズキは今年4月、完成車の検査不正が発覚し、201万台もの大量リコールをする事態となった。しかし6月28日、市と県に企業立地支援の補助金約50億円を申請。市の補助金要綱では申請時にコンプライアンス違反がないことが条件になっており、市が現在、審査をしている。

 集会では「スズキは2016年にも燃費データの不正問題を起こしており、補助金を受ける資格はない」「野球場問題や行政区再編など浜松市政はスズキの鈴木修会長の意向に沿ったもので、補助金申請もその流れにある」といった声が相次いだ。

 団体は今後、万単位の署名を集めることを目標に24日に市役所前、26日にはJR浜松駅前でチラシ配布などの宣伝活動を行い、市民に広く訴えていく方針。共同代表に就任した元社員の太田泰久さん(74)は「スズキは社会的責任を果たすべきだ。市も市民のための市政をしてほしい。市民とともに補助金問題を考えていきたい」と話している。
(朝日、静岡版、2019,09,09。長谷川智)

 感想

 浜松市は実際スズキの会長の意向で動いているように思います。まあ、市の最大の企業の会長ですから、それなりに「責任」もあるとは思います。しかし、発言するならば、「どうしても」という事に絞って、関係者の意見を聞いた上で、控えめに発言する方が効果があると思います。
 行政区の再編問題については、市の実情を知らなさすぎると思います。今回の補助金申請は論外です。

 批判者の側にも問題があります。特に市の共産党議員が参加しているというのには、「日ごろの活動を反省してからにしろ」と言いたいです。
 我が浜松市では、議員の情報発信が少なすぎて、市政で何がどう問題に成っているのかが、分かりません。かつては鈴木恵市議(この春に落選)が頑張ってくれていましたが、1度落選してからは、そのブログ発信も少なくなりました。

 共産党の市議は4人いるはずです。皆、年報1000萬円を超えています。その上、月に15万円の政務調査費をもらっているはずです。
 まず、役所の作るホームページと広報に対抗して、「真のホームページ(カウンター・ホームページ)」を作るべきです。それと並行してブログを出して時々の情報を知らせ、市民の討論を組織するべきでしょう。これが「本当の科学的社会主義」だと思います。
 スズキ批判をする勇気を持った集団は共産党だけでしょう。それは評価しますが、1年に2回くらいチラシみたいな物を新聞に入れて、自分たちの活動を報告し、スズキ批判や市長批判をするだけでは、「税金泥棒」に近いと思います。イジメ自殺事件の時に、共産党はどう動いたでしょうか。私の記憶にはありません。
 全体として見れば、浜松市の共産党市議は「勉強しない共産党の典型」に成り下がっています。
 これを機に奮起してくれる事を願っています。

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