植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ブドウに花蕾がたくさんついております

2019年05月07日 | 植物
昨日、ついにミツバチを発見!!、と言いたいところですが、こちらがもたもたしている間にどこかに飛んで行って、
確認できず。当然写真に収めるなんて芸当は出来ません。バラの花の中に潜り込んでいったので
間違いないと思いますが。

昨日は、ツバメを見かけました。季節は少しずつ、着実に過ぎてまいりますね。

にんにくについた「赤さび病」は薬剤散布で、いくらか沈静化したように見えますが、
それでもほとんど全部に広がってしまいました。あと1か月は太らせたかったのですが
球は小さくても仕方ない、すこしずつ掘り上げていきます。

ブドウやらバラには、この雨続きのため、週一度殺菌剤を散布しています。
ただ、柑橘の一部にはアゲハの幼虫が付いており、ハモグリバエ・エカキムシなどの
害虫も来ています。そろそろ強力な殺虫剤を撒かないとならなくなりますね。
ヨトウムシとコガネムシも、まもなく姿を現すでしょう。ほっとけば容赦なく食害を始めます。
ブロッコリーには毎日産み付けられた卵がみつかります。

ブドウは、4年目のシャインマスカットに、相当な数の花蕾が付いてきました。ざっと見ても去年の倍の40房分はありそう。
今年こそは、大粒で柔らかいマスカットを育てようと、ワタシにはアドレナリン出まくり(大袈裟ですか)です。
時期を間違えずに、ジベレリン処理(2回)を行いますよ。今回は、ホルモン剤のフルメットも試したい
と思います。
 
すでに、特大のマスカット専用の果実袋を

100枚‼
取り寄せており、鼻息荒くその日を待っております。

ジベレリンというのは、ブドウ他の果樹には欠かせない薬品で、園芸をやっている人は、たいがいご存知です。
種なしブドウはこれのおかげ、授粉していないのに、授粉したと勘違いさせて果樹が果実として栄養を
送って、立派な実となるわけです。

普通は授粉に失敗すると花が枯れ、子房ごと落ちてしまうもの。イチジクとか柿などは例外ですが。

更に、このジベレリンも、一種のホルモン剤なので、果実を大きくする効果もあります。

加えて、丸二年になるブドウ「ロザリオ・ビアンコ」のツルにも数個の花蕾が見えます。こちらも
楽しみですよ。マスカット・オブ・アレキサンドリアを親に持つ品種で、ビアンコは「白」、
ロザリオビアンコを親に持つ赤い葡萄は「ロザリオ・ロッソ」、ロッソは「赤」ですね・・・

どれも食べたことはまだありません。

現在の、最大の悩みは(またまた大袈裟ですが)もう一つの品種「甲斐路」の苗をどうするかです。
昨年JAグリーンで1,000円で売っていたので、衝動買いしたのですが、もう棚を作るスペースが
無いのですわ。実は、地所も無いのにブドウみたいな果樹を植えるというのはほとんど暴挙なのですよ。
とりあえず、常套手段で大きめの鉢に仮植えしましたが、そもそもブドウは、根をいじられるのが嫌いで、
植え付けるときは根を傷つけないのが肝心。生育が旺盛な植物(特にツル性)を鉢植えにしたら、
鉢底を根が突き抜けて地面に潜るということは、何度も経験済みです。
うーん、早いところ地植えにしたいなー。

困った困った
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ブログなんかやるんじゃなかった

2019年05月06日 | 植物
この時期にしては、雨が多く安定しないお空模様が続きます。
長かったGWもようやく終わりとなりました。
ワタシは、自由業なので休日は関係ないのですが、飲食店やらホームセンターが
混んでいると思うと、つい足が遠のいたりしますな。

一番大変なのは、主婦の方々でしょう。普段いない夫や子供たちが朝からワーワー
騒ぐと、食事の支度から片づけまで、てんやわんやでしょう。そして、乾かない洗濯物。お察しします。
明日から、やっと自分のペースが戻ってくるでしょうが、もうひと頑張りですね。

草イチゴでしょうか、ついに実が付きました。こいつは、昨年ゴルフ場の、林の中に自生していた野イチゴを
一本失敬して植えたものか。3つ生ってましたので、ありがたくいただきました。恐らく2季咲なので、秋にもう一度
いけるかも。


ようやくバラが本格的に開花がすすみ、庭は花盛り。


バラ以外にも多くの草木が花をつけておるのですが、名前がわからないものが多く、なんとなく写真がアップしづらいのです。
そもそも、ブログなんかやる気がなかったので、名前知らずで、鉢も安物のプラや駄鉢、あまり体裁がよくないのですね。

ブログの目的もなにもなく、つい登録したはいいが、意外と時間や手間がかかります。毎日ガーデニング他忙しく動いているので、
ネタは沢山あるものの、他人様が読んでも全く興味が湧かないのも困りもの。適当にうっちゃらかしていればいいとも考えますが
いつの間にか、毎日40人前後の方が覗いているらしいのです(ほんとかどうかわかりません)。そうなると「やーめた」、
と放棄するのも憚られますし、お粗末な文章も書けない、となりますな。


始めた以上は、気のすむまでのんびりとやれば、と誰かの声が聞こえてまいります。

「ブレスウエイド」という品種の鮮やかな赤バラです。


先日、「カクテル」が世界のバラ殿堂入りに???とコメントしましたが、ごめんなさい。
咲き進むと、やはり見事です。


これは、以前紹介済みの紫色の芳香種「トワイライトゾーン」落ち着きのあるダークパープルがいいですよ。


広島バラ園さんから取り寄せた「鹿の子」 花びらの白い斑が入るのがおしゃれです。
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口車に乗ってはいけません

2019年05月04日 | 植物
年金制度が、また変わるらしいですね。
政府与党から「百年安心年金プラン」、とか言って、いかにも年金が保証されるみたいな文句がさんざん
踊りました。以来、年金支給額の減額と支給開始年齢の先延ばしが当たり前みたいになって、
年金制度がとっくに破綻しているのは明白でしょう。

お役人は、自分たち独自の共済年金が手厚いので、我関せずでしょう。彼らの理屈は、年金の半分は自分たち
の給料から積み立てられている、というのですが、元は100%税金です。定年延長になると、天下りや関係団体への
再就職で、現役並みの給料と楽な仕事が待っているのでどれだけ延長されてもオッケーなんですね。

いまや、若い人は、自分が積み立てたファンドすら戻ってこない制度になり、65歳からの支給が、70歳に
更に、75歳からでいいんじゃね、みたいな話になってきているようです。

雇用延長で収入が得られ、そのあと割増の年金をもらえる、なんてTVで専門家らしき人物が解説しておりますが、
そういうのを「絵に描いた餅」というのです。マスコミは、政府のお先棒担ぎ、国が損をするような改正・改定など
するわけがないのにね。

高年齢者雇用安定法で、年寄りはみんな働け、と仰る。

働いて、正規雇用であればそれでもましですが、そうはいきません。
企業は時間給で人件費が安く上がり、働き手が確保出来るのでウエルカムでしょう。
いつお迎えが来るかもしれず、いつまで健康が維持できるかもわからず、大企業を除けば、60歳以降の身分など吹けば飛ぶようなもの。

 以前勤めていた会社で「肩たたき」が始まりました。その時の決め台詞は「君の世間での価値は年収300万円位です」でしたな。
いやだったら他に行け、という会社の基本的な発想は、今でも変わりません。

我々年寄りは、出来るだけ若い人を元気にさせ、助けていくのが使命ではないかとつくづく思います。
及ばずながら 年金は返上いたしたいと思います。

思うだけですが


これは、玄関に置いてある「トワイライトゾーン」というバラ。
紫が濃く、複雑な香りがします。


こちらは、黄色いバラの代表格「ヘンリーフォンダ」ですね。香りはほとんどありませんが、混じりけのない純粋な黄色が目をひきます。
アメリカの名優が好んだ黄色のバラとして命名されました。


「イブピアッチェ」マリアカラスの花色に紫を足したようなフリル付きの花を咲かせます。イブちゃんは、ダマスク系の香りも
素晴らしく、思わず鼻と口を近づけてしまいます。


これは「エブリン」というつるバラで、エブリン社が香水のために作出したイングリッシュローズです。
芳香種選びに必ず出てくるほど、フルーティーで素晴らしい香りです。アプリコット色のロゼット咲ですが、惜しむらくは花もちが悪いですね。

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綺麗なバラには棘がある。そうでもないバラにも棘がある

2019年05月03日 | 植物
ようやく気温も上がってまいりました。
スイカやキュウリは、しばらくフリーズ状態でしたな。



ついに、ツバメ水仙が開花しました。一昨年球根で買って、一度も咲かず3度目の5月に
やっと咲いたのですね。ヒガンバナ科で、メキシコやグアテマラに1種しかない種類で「スプレケリア」という
洋名です。気難しい植物で、日向は好きだけど真夏は日陰、寒さと多肥・多湿を嫌います。そして、花もきまぐれのようにしか
咲かないらしいです。わたしなんぞも、枯らさない程度に水やりし、植物名すら失念したまま温室の片隅に置いて冬越し、
開花でやっとわかったという次第。初めて見る花ですからかなり嬉しいですね。
しかも、なかなか花も大きくインパクトのある花姿です。
深紅の花が、ツバメの飛ぶ姿に似ているからとか。ツバメが飛来する季節に開花するからではないか、とも考えています。

この手のちょっと栽培が難しい球根類をいくつか育てています。
クリダンサス、ダイヤモンドリリー、チューベローズなどです。水やりが過ぎると根腐れする、耐寒性が低いみたいな
共通点がありますね。

バラたちも、蕾のまま咲くのを躊躇っていたみたいですが、昨日から申し合わせたかのように一斉に咲き始めました。

まずは、真打「ピース」。世界一有名なバラと言えますね。第二次大戦終結時に、世界平和を祈念して命名された巨大な
花を咲かせる名花で、初代殿堂入りのバラです。ほのかな香りを漂わせる、クリーム色の花弁のふちがほんのりとピンクに
染まり、周りのバラが、かすんで見えるほどの存在感です。


また、数々の品種の祖となっており「ピースファミリー」と呼ばれます。ワタシが育てているバラにも、「ダブルデライト」
「プリンセス ドゥ モナコ」がありますが、「ドフトボルゲ」「クリスチャンディオール」などの名花を輩出しております。
あえて、難点を挙げれば、花もちが悪く、楽しめるのはせいぜい2日というところですね。

さきほど、いつもの花屋のカナコちゃんから写メが届いて、やむなく(笑)買ってきた「ジュピレ デュ プリンス ドゥ モナコ」も
その末裔ではないかとふんでいます。
それがこれです。



香りは微かですが、遠くから見ると「ダブルデライト」によく似ています。

バラも、株元の草取りや花ガラ摘みが欠かせません。雨が続くと黒星病やうどん粉病が出ます。土から生える植物のくせに
泥土やほこりを嫌うので、泥の付いた手袋は使えません。たまに水やりするときも、泥がはねないよう、ホースを地面に置いて
出しっぱなしにするのですよ。ですから、害虫駆除や草取りは、専ら素手になります。
すると一年中ばらの棘が襲ってきて、手はひっかき傷だらけです。
剪定したバラの枝を拾い忘れることがあります。草を抜くとき、思いっきり指でつかんで
それが刺さると痛くて息が止まります。バラは、やせても枯れても棘が残っています。そばを歩くと容赦なく衣服を
引っ張ります。せっかく、可愛がって大事にしているのに、世話すればするほど棘を刺し、ひっかいてきます。

美しかろうが美しくなかろうが 若かろうが枯れようが


人間の女性も、・・・・そうらしいです



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日本人として生まれて

2019年05月02日 | 植物
昨日は、テレビを点ければ「令和」に関するニュースと話題一色の祝賀ムード満載でしたね。
令和天皇はもとより、雅子さまの足跡をじっくり確認できたのは私にとって、とても幸甚なことでした。

外交官の娘さんでキャリア官僚。父親の小和田さんは、なにかと評判がよろしくない。
美智子妃殿下に比較され、長らく患い、男子を出産できなかった等々、どちらかというとネガティブな
イメージがありました。

美智子様の苦悩と支援、家族として雅子さまをサポートした陛下などの皇室の方々のおかげで徐々に
公務に復帰し、笑顔が増えてきたのが実感できました。テレビに映る雅子妃のお姿は、実に堂々として
いて、病気の快復どころか、妃殿下の重責を担うにふさわしい準備が出来上がったように見受けられました。
安堵の念を覚えたのは私だけではないでしょう。

上皇の簡明なお言葉も、天皇の即位のお言葉も、その人柄を写し胸に響いてまいりました。こういう気持ちに
なれるのは私たちが日本人であるがゆえでしょう。天皇制が私たちにとって、長い歴史の中で培った
文化や考え方の礎の一つであり今後も連綿と続いていくものだと思います。

それに引き換え、安倍総理の式辞の空疎なことよ。ご当人の胸の内や人となりが信頼に値しない不純なものを抱えていたら、
美辞麗句を並び立てても、誰の心にも残らないのですね。

いささか上滑りな風潮ではありますが、長く続いた不況、大災害、漠然とした国際情勢の不安などが
ワタシたち国民に深く刻まれてきた証でもありましょう。
世界に沢山ある国家の中で、唯一お正月を迎えたような気分ですね。船でご来光を見に行ったり、
神社に詣で、御朱印を求めて長蛇の列をなしたり。

自分にとっては「何か変わったような気もするし、何も変わらないような気もします。」
ただ、この瞬間は、日本人で良かった、と素直な気持ちになります。

こちらは、「万葉」というバラ。微香ですね。黄色が鮮やかで花付きがよくておめでたい雰囲気一杯
コンパクトに育つので、鉢植えがいいですね。


これは、フルートというマイナーな品種ですが、屋上の過酷な環境でも健気にたくさんの花を咲かせてくれます。


こちらは「ロイヤルサンセット」、つるバラとして有名な品種。房状に大輪の香りがいい花をつけます。
猛烈な勢いで生長するので、余裕のあるスペースでフェンス仕立てにします。


最後が「ブラックティー」朱色の中にほんのり紅茶色が混ざったような独特の色です。日本の岡本さんの作出ですね。
香りもありますが、紅茶の匂いではありません。


因みに、日本語で名付けられたバラは万葉のほか、「快挙・花日傘・ふれ太鼓・芳純・鹿の子」を栽培しております。
皇族の名前を命名したのは、プリンセス「チチブ、ミチコ、マサコ、アイコ」などが有名ですね。




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