植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

 子供は国の宝であります

2019年12月16日 | 雑感
 昨日は、久しぶりにブログを上げることが出来ませんでした。どなたかが、毎日楽しみにされているとも思えないので、別に気にすることもないのでしょうが。

 親戚の結婚式に招かれて、箱根に行ってまいりました。八時前に家を出て、電車で小田原に行き、そこでホテルからの送迎車で式場に向かい、到着したのが10時過ぎでした。
 箱根は、2015年の火山性噴火からようやく警戒レベルが下がり客足が戻ったら、10月に台風19号が直撃し、記録的な雨量で甚大な被害が出ました。昨日もまだあちこちが通行止めになっており、ホテルとの行き帰りでは、大幅な迂回を余儀なくされました。登山鉄道も復旧には程遠く、倒木・斜面の土砂崩れなどが散見されました。ゴルフ場でもクローズになっているところがあるようです。韓国からの旅行客も激減し、箱根一帯の観光・ホテル関連の業界は相当なダメージであろうと同情いたします。

 結婚式は、教会で今時の風潮らしく「ジミ婚」、披露宴もほとんどが身内・親族だけの少人数の出席で、ワタシの拙い乾杯挨拶以降は、来賓や友人のスピーチも何もなし。ケーキ入刀、最後の当人と父親のお礼の挨拶のみという実に静かな披露宴でした。ワタシら夫婦と、新婦両親以外は50代以下の若い人とその子供たちで、平均年齢は恐らく20歳ほどに見えました。
 近年どこに行っても年寄りばかりで、子供を見かけるのが少なくなっておりますから、10人ほどのちびっこが元気に駆け回るのを、好ましく見ておりました。こういう小学校に上がる前の子供たちを見るにつけ、この子らの未来に我々大人は責任を持たなければならないという思いを強くいたします。

 国の借金、国同士の関係悪化、戦争の脅威、などを先送りにしてはなりません。停滞する経済を立ち直らせ、正規雇用を拡大し、若者が安心して結婚し、子供をたくさん育てられる国にしなければならないのです。嘘や真実の隠ぺい・ごまかしだらけの政治を子供たちに見せてはならないとも思います。あらゆるものをこの子らに背負わせ押し付けてはいけないのですね。


 銀(しろかね)も金(くがね)も玉もなにせむに まされる宝 子にしかめやも

山上憶良の歌に込められた思いは、古今を問わず真理というべきでしょう。

あぁ やんぬるかな 
乾杯で、つい「どんどん子作りに励め」などと口走ってしまいました。

 お開きになったのは3時過ぎ、自宅に戻ったのはもうあたりは真っ暗でありました。結婚式に出席すると一日仕事、なかなかのハードな催しですね。
 周りにこれから結婚するような知り合いも、親戚の子供も思い当たりません。恐らく、ワタシが結婚式に呼ばれるのはこれが最後になろう、と思うとそれはそれでちと寂しい思いにはなります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする