植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ONE TEAM 今年の大賞だそうです。そうでしょうね

2019年12月06日 | 雑感
今朝は、ぐっと冷え込んだせいか、くしゃみと鼻水が止まりません。12月の忙しい時期に風邪などひいている場合ではないのですが。そういえば昨日夕方、なんとなく喉が痛かったのは風邪ひいたのか。珍しくあちこち買い物などで出かけたもので、出先でうつされたのでしょうかな。

この時期あたりから次々といろんな大賞が発表になります。
ワタシらが子供のころは、せいぜいレコード大賞とか有線大賞くらいしか思いつきませんが。
 数十年前から楽しみにしていたものはなんといってもサラリーマン川柳ですね。もう30回以上になるのだそうです。「まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる 」「連れ込むな、ワタシは急に泊まれない」などの秀逸な川柳は今見てもクスリと笑います。その頃作った自作川柳「負け相撲 上手に転ぶ 土俵際」、当時人気だった水戸泉関は、取り組みが一生懸命過ぎて大けがをした時に浮かんだのです。当時、金融機関にいたワタシは、年間の目標値・予算などを巡って、本部とやり合っていたのですが、結局は本部が決めた数値は覆らず、事前通知のガイドライン通りに計画書を作らざるを得なかったのです。非才にして川柳のセンスの欠片も無いワタシはそれ以来気の利いた川柳はいまだに作句出来ません。

 こうした、当時を思い出し、社会的な風潮を面白く反映させた川柳はとても記憶に残るイベントですね。

 同様の歴史ある大賞に「流行語大賞」というものがあります。
これは、長らくお笑い芸人さんが優位性を保っていましたが、最近ではスポーツ関連の大賞が続いているようです。今年は「ONE TEAM」、順当なところでしょうね。
日本人の心に残る大きな出来事・楽しく興奮するような思い出は、スポーツに偏るのも無理からぬこと、なにせ世情が悪いから。
 桜を見る会の隠ぺいも、以前のもりかけ問題も、首相と与党とお役所がONE TEAMになっているという皮肉にも取れますね。
 ただ、それぞれの国民がひたむきに生きた一年を象徴として残る短いセンテンスなので、単純なうわべだけのフレーズはやめて欲しいものです。タマちゃんとか「グーッ」などは、なんの感慨も起きません。仮にその年に大きな関心を寄せることがあったにせよ、思い起こしてそんなこともあったなぁ、程度ではちょっと空しい気もします。

更に、空しいといえば漢字能力検定協会主催の 「今年の漢字」。漢字一字で今年の世相を表すというのは無理です。清水寺の住職が大書するので注目されますが、こじつけに見えます。そもそも、この協会は、検定料が高く、個人の方が私物化していて問題になりました。それから胡散臭いという印象はぬぐえません。ほとんどの人は、注目もしていないし、過去の漢字を見てもピンと来ないのではないでしょうか。

 だいたい、これ以外に数多ある「大賞」もどうやら関係する企業や業界の宣伝広告に見えてきますね。検索大賞、本屋大賞、ゲーム大賞、プロレス等々、ベストなんとか賞などというのも数えきれないほどあるのですね。好きな人、興味がある方は楽しみなのでしょうからとやかく言うことはありません。

ブログ大賞みたいなものが、あるのやら無いのやら。ワタシらにとっては全く縁もゆかりもありませんが。

コメント
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