すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【森保ジャパン】オナイウ、ハット。日本に光 〜日本 5-1 キルギス

2021-06-16 05:11:04 | サッカー日本代表
A代表初ゴールからわずか7分でハットトリック

 2016年のリオ五輪予選ではポストになれるだけのひ弱な若者だったが、ずいぶん強さを身につけたものだ。

 6月シリーズの収穫は、オナイウ阿道が「ポスト大迫」に大きな可能性を示したことだろう。

 彼は11日に行われたキリンチャレンジ杯・セルビア戦でA代表デビューを果たし、誤審によるオフサイドでゴールを「盗まれた」ものの、激しく気を吐いた。

 そしてこのキルギス戦では前半27分、敵のハンドで得たPKを左に決め、A代表初ゴールをマークした。

 そしてなんと、それからわずか6分間でハットトリックを達成して見せた。

 試合はタジキスタン戦のメンバーを中心に5点を取って日本が快勝した。

新戦力のチェックに使われたゲーム

 すでにカタールW杯アジア最終予選への進出を決めている日本代表。この試合はアジア2次予選だが、新戦力のチェックに使われた。

 日本のフォーメーションは4-2-3-1だ。スタメンはGKが川島永嗣。最終ラインは右から山根視来、中谷進之介、昌子源、小川諒也だ。

 CMFは川辺駿と守田英正。2列目は右から坂元達裕、原口元気、浅野拓磨。ワントップはオナイウ阿道である。

 キルギスは守備時5-4-1。彼らは俊敏だ。

3点目はヘッドで押し込む

 さて、まずオナイウの1点目はPKだった。

 前半25分に右の山根からの折り返しをオナイウがヘディングしたシュートを、キルギスのアクマトフが手ではたいてPKをゲット。27分、これをオナイウが決めた。

 2点目は31分だった。川辺が坂元とのパス交換から右サイドをドリブルで上がり、グラウンダーのクロスを放つと、オナイウが左足で決めた。

 3点目は33分。小川が入れた左からのセンタリングを、ファーでフリーになっていたオナイウがヘッドで叩き込んでみせた。

フィジカルが強くインテンシティが高い

 オナイウは良い意味でエゴイスティックで非常にいい。日本人離れしている。

 彼はフィジカルが強くインテンシティが高い。なによりしなやかだ。

 下がってボールも持てるしチャンスメイクもできる。自分でも行けるし、ポストにもなれる。

 おそらく横浜FMで爆発しているときのように代表でも連携が上がって来れば、もっと点が取れるだろう。

 日本は念仏のように唱えられた「ポスト大迫」という問題提起に、やっと解を得たのかもしれない。

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