工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

大井川鉄道再訪の話

2015-12-05 19:51:42 | 旅行
ちょうど一週間前の話になりますが、大井川鉄道を見に行ってきました。
目的は井川線乗車。今まで2回行っているのですが一度も乗車できずにいました。



3度目の早朝の千頭駅・・・といっても写真は明るくなってから撮ったものですw
道の駅が併設されており、毎回ここから「パーク&ライド」です。

今回は元近鉄の廃車体と西武の機関車が置かれていました。

それ以外の客車が井川線の列車ですが、まさにナローサイズ。
同じ線路の上に載っているのが不思議なくらいです。

暫くの後、フォロワーのKさんと合流。
いよいよ井川線に乗車。
・・・ただし、災害により接岨峡温泉~井川は運休中なので途中までとなってしまいました。





バスより一回り小さい程度の断面の列車で、ほんとに林鉄規格といった具合です。
でも思ったよりゆったりとした座席。

走行中の車窓も「林鉄もかくあるかな」といった感じで、ダム建設の為の野趣あふれるトンネルをいくつもくぐって谷の奥へ進んでいきます。
・・・でも乗り心地は至って普通。ヘタな地方私鉄より良好ですw

途中、長島ダム建設による付け替え区間では、急こう配のため全国唯一のアプト式が採用されています。
専用の機関車を後ろに連結して登り降りします・・・



アプト機関車のED901。でけぇ!
多分アプト機関車が普通の高さなのでしょうが、ものすごいアンバランスです。
この機関車はトンネル限界に接触するため、アプト区間(アプトいちしろ~長島ダム)以外にはそのままでは出せないようです。


長島ダムでアプト機関車を切離し、再び進むと現在の終点の接岨峡温泉。



温泉場の少し上にあり、ひっそりした山間の駅でした。



接岨峡温泉だけでなく、井川線沿線は一昔前の地方私鉄の雰囲気がかなり残っていて良い感じです。





井川線には貨車も多く在籍しており、どれも本線用をデフォルメしたような好ましいスタイルをしていました。




帰りはまさかの機関車不調による救援のため造結!3重連を見る事が出来ました。


その日は寸又峡に泊まり、翌日は本線を撮影。。。









撮影場所はKさんにお任せして久しぶりに撮り鉄してみました(笑)
やっぱり真っ黒な汽車は撮るのが難しいですね。
あと動くモノを撮影するのが久しぶりでどうもダメですw
普段写真を撮る時は「目の前にあるモノ」を狙うんですが、鉄道写真などは「もうすぐ来るであろうモノ」を狙うので、考え方が異なります。



最後は新金谷で別れ、



こんな場所で呑みたいなぁと思いつつ、帰路に就きました。