matsumo's blog II(写真・旅行)

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ソノシートのWAVEファイル化の際の「Sonnox」の使用方法

2021年04月09日 15時57分41秒 | オーディオ・AV
前述のごとく、昨年、「Internet:Sound it! 8 Premium」と言う音編集アプリケーションを入手し、その中に「Sonnox」と言う雑音軽減プラグインが入っていることにより、今年(2021)になってから、ソノシートやSPレコードの再WAVEファイル化を行っています。

内、SPレコードのWAVEファイル化は、ポータブルLP/SPプレーヤー「Numark:PT-01」→WAVE Recorder「ローランド:EDIROL R-09」→ソート型パソコン「東芝:dynabook Satelite B554/K」(Sound it! 8 Premium、グラフィックイコライザー) との流れで行っていますが、雑音軽減を目的として、Sonnox中の、ゴミや傷等によるボッとかゴッと言う感じの雑音を軽減する「DeClicker」と、ザーと言う感じの雑音を軽減する「DeNoiser」を使用しています。なお、Sonoxには、電源に起因するブーンと言うハム音を軽減する「DeBuzzer」があるのですが、これを使用すると、耳で顕著に確認できる程、低域が減ってしまうので使用していません。

これと同じような流れで、ソノシート「世界音楽全集全45巻」(ただし、実際は同じものが2冊あるいは3冊あるものもあるので、全部で70巻位有り)のWAVEファイル化も行って、7割位まで完成してきたのですが、でき具合をチェックすると、高域が出ていない感じで、鈍くて籠もった感じの音ファイルばかりだったので、再度、最初からやり直すこととしました。そして、色々と試して見た結果、高域が出なくなったのは、「DeNoiser」のためだとわかったので、それは使わないこととしました。ううん、勿論、このソノシートのWAVEファイル化を行う際、色々と試してから行ったのですが、安易に決めすぎたようです。

さて、Sonnoxですが、その効果について、調べてみました。

まずは、録音したばかりのWAVEファイルです。



これに「DeClicker」をかけたものです。全部を取り切れてはいませんが、クリックノイズがかなり減っています。



更に、「DeNoiser」をかけたものです。これではよくわかりませんが、聴感場上はノイズが減っています。



そして、更に「DeBuzzer」をかけたものです。



あ、波形の背景の色が白いのと黒いのがありますが、これ、選択しているかどうかですので、それは無視して、波形のみご覧下さい。

今度は、周波数アナライザーでみたもので、当初のものです。



「DeClicker」をかけたものですが、当初のものと似た波形です。



更に「DeNoiser」をかけたもので、高域が下がっています。



更に「DeBuzzer」をかけたもので、低域が下がっています。



と言うことで、SPレコードでしたら、「ザーッ」と言う結構大きな雑音があるので、「DeNoiser」を使用した方が良いと思いますが、ソノシートはLPレコードよりは雑音が大きいとは言え、SPレコードと比較したら無いと言っても良い程なので、「DeNoiser」は「DeBuzzer」と同様に使用しない方が良いようです。

ううん、それにしても、世界音楽全集の内の2/3程が完成した時点で、やり直しと言うことで、結構な時間を無駄に使ってしまいました。

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ハイブリッド真空管アンプキット「イーケイジャパン:ELEKIT TU-H82」を製作(2)

2019年03月05日 17時18分48秒 | オーディオ・AV
と言うことで、早速、組み立てます。

箱を開けると、一番上に「組立説明書」が乗っていて、



それを出すと、プチプチで包まれたものが入っています。



プチプチを取り外して、入っていたものを全て並べます。真空管、基板ユニット、フロント(前面)パネル、リア(後面)パネル、スリーブシャーシ(ケース)、六角穴付きボルト(ネジ)13ヶ、スピーカーターミナル赤・黒各2ヶつづ、ボリュームつまみ、パーティションパネル、透明ゴム足6ヶ、AC電源コード、ACアダプター、そして、六角キーレンチが入っていました。



なお、工具としては、この「六角レンチ」のほか、小さなスパナが必要でした。

説明書に従って、まずは、リアパネルへのスピーカーターミナルの取り付けです。このスピーカーターミナルは金メッキされており、本体と、絶縁リング、ナットから成りたっています。



リアパネルと絶縁する形で取り付け、ナットをスパナで締めます。4つのスピーカーターミナルは上から赤、黒、黒、赤の順と間違いやすい形なので、注意しながら行うと共に、スピーカーケーブルを入れる小穴は上と下を向くように、すなわち、スピーカーケーブルをつなぎやすい方向にした上、見栄えが良いように、4つの小穴共、揃えた形にします。



既に完成されている電子部品が載った基板ユニットに、このリアパネルを取り付けます。



極めて、簡単で、基板ユニットのRCA端子のある所にリアパネルを取り付け、リアパネルのTU-H82と書かれた左の小穴に六角穴付きボルトを入れて、六角レンチで締めます。なお、この際、USB端子やPower Linkスイッチの位置に十分に気をつける、すなわち、USBコネクターや小さな切替スイッチなどがリアパネルの穴に入っている必要があります。



基板ユニットから「ターミナル固定プレート」を折り取ります。





簡単に取れます。



ターミナル固定プレートでスピーカーターミナルを固定します。プレート、裏表、同じもので、3つの小穴の内の左右の小穴に六角穴付きボルトを入れて六角レンチで締めます。



次に、真空管の足をよく紙で拭いてから、基板ユニットに差し込みます。これ、向きがあるので、足と真空管ソケットをよく見ながら行い、最後まで差し込みます。



基板ユニットの真空管側にパーテーションパネルを取り付けます。



リアパネルのRCA端子側の2つの小穴に六角穴付きボルトを入れて六角レンチで締めて取り付けます。





今度は、スリーブシャーシにこの基板ユニットを入れ、



リアパネルのスピーカーターミナル側の2個の小穴に六角穴付きボルトを入れて六角レンチで締めます。



まだ、フロントパネルを取り付けていないので、



今度は、フロントパネルを取り付けます。



4つの小穴に六角穴付きボルトを入れて六角レンチで締めます。



そして、ボリュームつまみを取り付けます。



ボリュームつまみの溝が フロントパネルに書かれている「POWER OFF」の位置にくるようした状態で、押し込みます。



最後に、透明のゴム足を取り付けます。私は真空管が縦にしている方が好きなので、そのような形になるように取り付けます。なお、このゴム足には両面テープがついているようで、簡単に接着されます。



これで完成です。間違えないように慎重に行い、また、写真を撮りながら行ったので、結局、1時間弱かかりました。

と言うことで、とりあえず、mp3プレーヤーからのヘッドフォン端子からの出力をリアパネルのRCA端子に接続し、フロントパネルのヘッドフォン端子にヘッドフォンジャックを刺して、電源スイッチを入れ、すなわち、ボリュームつまみを回して、再生してみました。



スイッチを入れると、真空管は光りますが、真空管の中のヒーター部分が光ると言うより、真空管の周りに取り付けてある橙色のLEDが光っているようです。まあ、これでも、温かみがある色ですし、また、パイロットランプとしても意味があると思いますが。



ヘッドフォンからは雑音はほとんど感じられず、音も出たので、問題なく製作できたことが確認できました。

さて、この後は、大昔、入手したが、未だに組み立てていない「ダブルバスレフ型スピーカーボックス」キットを組み立て、中に5cmスピーカーユニットを入れて、このアンプと共に一式として使いたいと思っています。

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ハイブリッド真空管アンプキット「イーケイジャパン:ELEKIT TU-H82」を製作(1)

2019年03月04日 16時08分39秒 | オーディオ・AV
2019. 1.10(木)、秋葉原の「ヨドバシカメラ」にて、ハイブリッド真空管アンプキット「イーケイジャパン:ELEKIT TU-H82」を税込み22,350円で入手しました。ヨドバシカメラですので、ポイントが10%分つくので、実質20,115円となります。これの標準価格は税込み31,320円ですので、35%引程度となります。



これ、真空管アンプと言っても、真空管が使われているのは入力部のみで、出力部はD級デジタルアンプとなっているので、「真空管アンプ」と言うより「真空管ハイブリッドアンプ」と言うべきものです。これの特長は、横・縦共、約9cmの小さな金属製のケースに入っていて、その中で真空管が光ると言う、非常に見栄えが良いことだと思います。



また、これ、キットと言っても、ハンダごてを握る必要はなく、フロントパネル・リアパネル、ケース、電子部品を取り付け済みの基板ユニット等を



ネジを留めるだけで完成と、極めて簡単に製作できるものです。インターネット上の書込を見た限りでは最短15分、慎重に行っても1時間はかからないようです。

TU-H82の前面です。



前面には、3.5mmステレオミニジャック付のヘッドフォン用ジャックのほか、3.5mmステレオミニジャックによるアナログ入力ジャック、そして、ボリュームつまみが付いてついています。

90度回転させた縦置きです。本来はこの形で使用するようです。



後面です。RCA端子を使用した普通のアナログ入力のほか、USB端子を使用したデジタル入力も可能となっています。すなわち、USB-DACも中に入っています。勿論、左右のスピーカー2台を取り付けるためのターミナルも付いています。



これの製品仕様は以下の通りです。

・使用真空管:12AU7(ECC82)×1
・入力端子:
 [INPUT-1]3.5mmステレオミニジャック(フロントパネル側)
 [INPUT-2]RCAジャック(リアパネル側)
    ※INPUT-1とINPUT-2はミキシング
 [USB-DAC]USBmini-Bコネクタ(リアパネル側)
    ※USB入力はINPUT-1を接続するとカット
・出力端子:
 [SPEAKERS]金メッキ仕様バインディングターミナル(バナナプラグ使用可)
 [PHONES] 3.5mmステレオミニジャック
・定格出力:
 [スピーカー出力] 6Ω負荷時8.2W+8.2W、8Ω負荷時6.5W+6.5W(D級アンプ)
 [ヘッドホン出力]16Ω負荷時8mW+8mW(AB級ヘッドホンアンプ)
・定格入力:[INPUT-1]170mV [INPUT-2]470mV
・周波数特性:20Hz~25kHz(-3dB,6Ω負荷時)
・残留ノイズ:120μV(IEC,6Ω負荷時)
・USB-DAC: 32kHz/44.1kHz/48kHz(16bit)(WindowsXP以降、MacOSX以降に対応)
・電源電圧:[アンプ本体]DC12V、[付属ACアダプター]AC100-240V対応
・消費電流:[無信号時]0.2A、[定格出力時]2A
・本体寸法:W88×H90×D117mm(突起部含む)、W88×H88×D88mm(筐体のみ)
・重量:[本体]約790g、[ACアダプター]約300g(ACコード含む)
・販売価格: 29,000円(税込31,320円)

このキットには真空管として、「Electro-Harmonix:12AU7A」が付いているのですが、インターネット上の情報だと、この真空管だと、音が期待している程、良くないようなので、評判が高い「PM:12AU7A」を入手することとし、2019. 1.12(土)にヨドバシカメラの通信販売に発注しました。と言うのは、これ、「お取り寄せ」になっているので、秋葉原のヨドバシカメラに行っても、入手できないからです。しかしながら、発注後、2度に渡って、「現在、弊社に在庫がなく、メーカーにお取り寄せを行っております。仕入れ先へ今回のご注文品につき、入荷予定につきまして確認させていただいております」と言うメールが来て、入手を諦めていましたが、ようやく、2/27(水)に入荷した旨のメールが来て、2019. 3. 1(金)に受け取りました(税込み1,620円)。結局、入手まで1ヶ月半程、かかったことになります。

このPM製のものはヨドバシカメラ以外の所でも販売されていたのですが、インターネットで調べた限りでは全て在庫無しの状態でしたので、入手を諦めて、以前、私が作った真空管プリアンプを押入から出して、それに使われていた「東芝:12AU7A」を取り出して、使うこととしていたのですが、



結局、入手できたので、使わずに済みました。

と言うことで、この3社の12AU7Aの比較です。



同じ型番なのに、なぜか、高さが違い、東芝のものが最も背が高いです。



この東芝のものは確か、3年間程、使用していたものですが、東芝が真空管製造を止めてからは30年以上が経っているので、今や、この東芝のものはヴィンテージ菅と言うべきものになっています。

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LPプレーヤーのトーンアームの接点が

2018年10月23日 14時00分34秒 | オーディオ・AV
2018.10.21(日)、久しぶりに、LPプレーヤー、



プリメインアンプ、WAVE Recorderを使用して、



LPレコードのWAVEファイル化を行ったのですが、できた音ファイルをパソコンに移動して、音編集ソフトを使用して編集を行おうとしたのですが、何と、まともに録音されていないファイルが多数あります。



すなわち、右チャンネルで時々、録音されなかったり、音が非常に小さくなることがあるのです。録音の方法としては、LPプレーヤー「ケンウッド:KP-1100」+フォノカートリッジ「EXCEL:ES-70EX」→プリメインアンプ「Marantz PM78」→Wave Recorder「Roland:EDIROL R-09」にてWAVEファイルを作成していたのですが、この中で最も怪しいのはKP-1100のトーンアームの接点とフォノカートリッジの接点の接触です。



この部分、トーンアーム中の4つの接点が





フォノカートリッジの接点と接触して





フォノカートリッジからの出力(5mV程度)をプリメンアンプに送り込んでいます。きちんと接触するように、トーンアームに4つの接点にはバネが付いていて、その力によってきちんと接触するようになっているのですが、経年変化によりそのバネの力が弱くなったり、接点の汚れで電気抵抗が増えたりするため、LPレコードにフォノカートリッジの針が接触していることからその細かい振動により、時々、接触が弱くなるのではと推測しました。

このため、まずは、無水エタノールに浸した綿棒にて、これらの接点を念入りに掃除します。次に、小さなドライバーにて、トーンアームの中の各接点を10回以上押して、きちんと元の位置まで戻ることを確認します。これで終了です。

そして、LPレコードを再生し、WAVEファイル化を行い、パソコンにてチェックします。成功です! これで、また、まともにWAVEファイル化を行うことができるようになりました。



なお、上記のWAVE Recorder「ローランド:EDIROL R-09」ですが、



これ、ポータブル型WAVE Recorderのハシリとでも言うべき製品で、現在の一般的なものと比較すると、性能的にやや劣ります。すなわち、現在のものは「24bit・96KHz」までのWAVE録音ができるのですが、R-09では「24bit・48KHz」のWAVE録音までしかできません。しかしながら、以前、紹介したように、何と、裏技があるのです!

すなわち、「REPEATボタン」を押しながら「MENUボタン」を押して液晶に「メニュー」を表示させると、今までの「MENUボタン」を押した場合の普通の表示に、「Special Setup」と言う項目が追加されて表示されます。そして、この項目の中の「se High Rate」と言う項目を「ON」にすると、96kHz対応になるので、「Recorder Setup」の項目にて、「96KHz」と「24bit」を選択すればOKです。この96KHzの項目は、電源スイッチを切ったり、あるいは、電池を入れ替えても、そのままの状態で消えることはありません。ううん、当時のSDカードは書込みが遅かったのか、あるいは、SDカードはまだ、現在のような大容量のものが無かったので、96KHzだと録音時間が短かすぎると言う考えだったのでしょうか。

なお、このWAVE Recorderには32GB-SDHCカードを入れていますが(最新のファームVer.1.31を入れています)、これだと電源スチッチを入れてから使えるようになるまで10秒間位、待たねばならないのが困りものです。これが2GB-SDカードでしたら、すぐなのですが、どうやら、電源スイッチを入れると、SDカードをチェックする仕組みになっているようで、32GB-SDHCカードだと容量が大きな分、チェックするのに時間がかかるようです。

と言うことで、録音がうまくできなくなって焦りましたが、とりあえず、まともに使えるようになって良かったです。

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