ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

三河ダム

2017-01-09 13:53:10 | 広島県
2016年12月25日 三河ダム
 
三河で『みごう』と読みます。
三河ダムは広島県三原市の沼田川水系三河ダムにある灌漑目的の重力式コンクリートダムです。
農水省の補助を受けた広島県のかんがい排水事業で2003年(平成15年)に建設され、運用開始後は旧久井町と旧大和町が受託管理をしていましたが、2005年の市町合併により現在は三原市の管理となっています。
旧久井町と大和町のいわゆる『賀茂台地』に広がる農耕地への灌漑用水の水源となっています。
 
県道345号に続く農免道路に三河ダムの標識がありこれに従って進むと三河ダムに到着します。
まずは下流から
クレストは自由越流式洪水吐が2門
利水放流設備から河川維持放流が行われています。
 
左岸ダムサイトにある『みごう湖』の石碑。
 
左岸から下流面。
 
上流面
手前に取水設備があります。
 
天端は車道で車両通行可。
 
ダム湖(みごう湖)
総貯水容量は166万立米で灌漑専用ダムとしては広島県では最大規模です。
 
減勢工
右手の小さな建物は利水放流設備建屋
奥の大きな建物は揚水機場。
 
揚水機場から左手の鉄管を通じて水をポンプアップします。
同じような設備は奈良県の上津ダムでもありました。
 
右岸から下流面
正面に揚水機場からの鉄管が見えます。
左奥は管理事務所。
 
北の世羅町には三川ダムがありちょっと紛らわしい三川ダムです。
ちなみに県内の福山には四川ダムもありますますややこしい。
 
3134 三河ダム(0772)
広島県三原市久井町山中野
沼田川水系三河川
28.2メートル
136メートル
三原市
2003年
◎治水協定が締結されたダム


コメントを投稿