ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

大河原発電所取水堰

2016-01-07 09:00:00 | 京都府
2015年12月31日 大河原発電所取水堰
 
大河原発電所取水堰は高山ダムの下流2キロの名張川にある関西電力の取水堰で、ここで取水された水は1キロ弱の導水路を経て大河原発電所に送られ最大3200キロワットの発電を行っています。
1919年(大正8年)に大河原発電所ともども京都電燈によって建設され、関西配電を経て戦後は関西電力が継承しています。
建設当初の石貼りの堤体がほぼそのまま残り、土木学会推奨土木遺産に選定されています。
 
南山城村で国道163号から県道82号に入り高山ダム方面に走ると左手に大河原取水堰が見えてきます。
 
副ダム?
 
左岸下流から。
 
左の穴は水抜き?それとも排砂用?
 
美しい石貼りの堤体と木板の水止め。
 
水止めをズームアップ。
 
左岸の魚道。
 
発電所への取水設備
取水ゲートは関電ブラック。
石積みの壁は建設当時のものでしょう。
 
大河原発電所
導水路吐口のゲートもブラック。
手前に放流口があります。
 
大河原発電所取水堰
左岸 京都府相楽郡南山城村高尾 
右岸         同村大河原
淀川水系名張川
14.9メートル
関西電力(株)
1919年


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