ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

切畑ダム

2017-10-04 11:21:35 | 福岡県
2017年9月20日 切畑ダム
 
切畑ダムは福岡県飯塚市内住の遠賀川水系大分川右支流(河川名未確認)にある灌漑目的のアースフィルダムです。
農林省(現農水省)の補助を受けた福岡県の事業で1975年(昭和50年)に建設され、運用開始後は飯塚市が受託管理を行っています。
竣工記念碑や水利使用標識等がなく詳細は不明です。
 
県道90号を南に進み、JR篠栗線筑前大分駅を過ぎ郵便局の先の交差点を右折して市道を西に向かい切畑集落を抜けると切畑ダムに到着します。
ダム下への道もありましたが悪路のため断念、樹間から下流面を何とか撮影しました。
 
左岸から。
 
天端は立ち入り制限はありません。
両側にガードレールがあり轍が残ります。
 
上流面はコンクリートで護岸。
 
右岸の斜樋。
 
洪水吐は堤体と離れた左岸上流側にあります。
 
洪水吐導流部
堤体は北向きですが、洪水吐は西の大分川方向へ流下します。
 
天端から。
ダム下に底樋があるようですが、草が深く確認できませんでした。
 
総貯水容量36万1000立米。
 
天端から見た洪水吐
非常に小さな洪水吐です。
 
追記
切畑ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により豪雨災害が予想される場合には事前放流により新たに6万立米の洪水調節容量が確保されることになりました。
 
2423 切畑ダム(1128)
福岡県飯塚市大分
遠賀川水系大分川
38メートル
140.4メートル
361千㎥/336千㎥
飯塚市
1975年
◎治水協定が締結されたダム


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