ホームレス・黒猫のタンコ ⑲ラスト

黒猫のタンコと３匹の子猫のその後、大家さんに餌を与えるな！と言われれば止めるしかない。もともと猫はあまり好きではないので、反論もせず承諾した。次の日の朝、庭先に猫たちが来ているのが分かったが、カーテンも開けず何もしなかった。昼過ぎに出かける前にチラッと庭先を覗いたが猫たちが寄り添って寝ていた。次の日も朝から猫たちは来ていた。昨日は何か食べたのか、心配になった。冷蔵庫には猫たちのためにと買っておいた小アジと鶏肉がまだ残っている。処分するためと小アジを与えた。翌日はなし、その翌日は鶏肉を処分するために与えた。さて今後をどうするか考えた。毎日庭先に猫たちが来ていると餌を与えていなくても、餌を与えていると誤解されるので来れらないようにする。タンコはどうでも良いが、子猫たちは野良猫として自立するまでサポートすることにした。庭先に来られないようにするには猫防止用マットを買ってきて金網扉の隙間に取り付けたり庭に敷いておいた。庭先では餌を与えられないのでアパートの外にすることにしたが、餌を与えている状態を見らると今後はご近所からクレームが来るかも知れない。

※庭先で餌を与えないようになって一ヶ月が経とうとしている。私が出掛けようとするとフーとマーが近寄ってくる、フーはさらに大きくなりマーと一緒にいると親子と見間違える。チーとタンコはあまり見なくなったが、チーは今朝も見かけた。私は餌を与えないようになっているが猫たちは元気で暮らしている。