兵庫県伊丹市は、灘の酒造りが盛んになるまでは
清酒造りのメッカでしたが、今も老舗の清酒メーカーとして「小西酒造(白雪)」さんと
江戸幕府の官用酒として名高かった「老松」さんが健在です。
清酒発祥の地 乾杯は「伊丹の酒」で の幟が
老松酒蔵の販売店
老松さんの店舗は、酒蔵通りからすぐのところにありますが、ここで酒造りに
使われている井戸水が平日・土曜9時~17時まで、自由に汲むことができます。
地下95mから汲み上げられるこの水、「水道水よりやや硬度が高い水です」
黒い木壁と漆喰の白壁のコントラストが美しい、
酒蔵が連なる一角が見えてくる。
「山は富士、酒は白雪」のフレーズでおなじみ「白雪」の蔵元小西酒造
何処かのメディアが撮影に来ていました。
長寿蔵ブルワリーミュージアム
小西酒造が江戸時代に建築した酒蔵を再生利用して
開設した“日本酒博物館”伝統的な酒造りの道具を展示している。
見学者が一人も居ないので勝手に入って見て良いものかと途惑いました。
伊丹には江戸時代の正徳5年(1715)に酒蔵が72軒(最多85軒)もあり
江戸へ樽回船で全盛期には20万樽の酒樽を送っていたそうです。