<続き>
今回は、「額田部臣銘文太刀」を紹介したい。この太刀は6世紀後半の岡田山1号墳から出土した。この墳墓は出雲地方に多い前方後方墳である。



柄(つか)は銀象嵌で亀甲文が表現されており、刀身に「額田部臣」と銀象嵌されていることが分析の結果判明した。ミュージアムでは現物展示されている。残念乍ら国宝ではなく、重要文化財とのことである。


この鉄剣の重要なところは、パンフレットにもあるように、大和政権の部民制が地方に及んでいたことを明らかにした点にある。
<続く>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます