世界の街角

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帰途・播州赤穂へ

2016-09-06 17:51:53 | 旅行
『ハクモクレン』で東南アジア陶磁器展を鑑賞した日は、安土にて信長の館見学して京都泊り。翌9月5日は姫路城を見て、播州赤穂に宿泊することにしていた。京都から田舎へ帰れば良いのだが、台風12号が接近中で、台風に向かって帰りでもなかろう。
しかし朝9時熱帯低気圧に変化したものの、姫路に近づくと大雨である。これでは姫路城もいまひとつであろうと判断して、姫路はパスして播州赤穂に向かうことにした。
赤穂も大降りではないが、雨で観光どころではない。少し早いが宿泊先に投宿した。
本日(9月6日)は、先ず坂越の古い町並み見学である。造り酒屋兼塩問屋兼塩廻船を生業とした奥藤家の建物である。
3本先の電柱の白壁の建物まで奥藤家のようである。商家であるもののその威容は大したものだ。江戸時代の塩商人の四指のひとつのようである。

創業は慶長六年とある。慶長六年と云えば、関ケ原合戦の翌年である。う~ん古い家で江戸期を通して繁栄したのであろう。
次は赤穂城址と大石神社である。下の写真は大手門方向を写したものである。天守台址はあったが、何層の天守閣があったのだろうか?

大石神社に参拝である。もの知らずではつかしい限りであるが、大正元年の創建らしい。江戸期に創建されたとは考えていなかったが、明治初年であろうと漠然と考えていたが、そうでもなさそうであった。
その大石神社の横に大石良雄宅跡長屋門が建っている。享保14年、建物の大半が火災に遭遇したが、長屋門だけが焼失を免れたようである。
大石良雄(内蔵助)は楠正成と同じように忠義を貫いた武士で、日本人の鑑であろう。世知辛い世の中、四度か五度か知らないが、NHKの大河で取り上げて欲しいものである。
赤穂市立歴史博物館へ立ち寄った。塩田関連の展示と義士に関する展示が中心で、撮影禁止のため、それらが紹介できないのが残念である。
商家の蔵を模した建物で構成されており、ユニークな建物であった。博物館には失礼ながら、今時撮影禁止でもなかろう。



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