せっちゃんの毎日

せっちゃんの日々の記録

長女のところから出てきた写真

2014-03-29 07:22:25 | 思う事
朝からお見苦しいものを写します


髪の長い写真が19歳で石狩の海で撮ったもの
真ん中の写真は18歳で友人達とドライブに行った時のもの
端の着物の写真は、30代の呉服屋をしていた今から30年前のもの




昨日、用事があって陶芸教室の帰りに長女の所に寄ったら

『せっちゃんの若い写真が出てきたよ…』と

渡してくれました。

震災後、ダンボール箱に入って居た写真類は、

全部と云って良いほど泥と焼けで見れる状態ではなかったです。

こちらに引越しする時に処分しました。


それが

娘のところに何枚か私や主人の写真などが有ったのです

写真など誰に見せる訳でもないので

自分だけの思い出だと、

引越しの度にあまり見ることも無く持ち歩いていました。

それが、全てを失った時に

今まで生きて来た生活の一部なのだという事が分かりました。

震災後、災害の記憶を忘れたくて

その為の努力をしていたら、

昔の記憶までもポッカリと穴が開いたように消えています…

最近、やっと『夢?』から覚めて、

「あっ!」と云う間の60代でしたので

楽しかったのか、辛かったのか分からない部分が出て来て

ただただ、月日だけが過ぎて、「何をしてきたのだろう?」と

思う私が居るだけでした。

上手く書けませんが…

こうして、写真を目の前にして見ると

当時の記憶が昨日のように思い起こされ

その時の情景が懐かしく思い出されます。

僅か記憶に残るのは物心付いた時からですが

そこには、喜んだり、悲しんだり、怒ったりの

喜怒哀楽の人生が確かに有った事が蘇ります。

「写真嫌い」の私達夫婦ですが

娘達の写真や犬達の写真を見て、

思わず昔話に話が弾み

険悪な雰囲気も和むものがありました…


これは、マサ子(亡ビーグル犬)が13歳で生んだ福助君が生まれた時
まさかマサ子が身ごもってるなんて気付かず台風の大嵐の日に生まれた福助君(6歳で没)
雑種でしたがとても賢く主人の良き相棒でした。


こんな風に昔の思い出が蘇ります。

ブログもその覚書のようなものですが、

思い出を綴って、振り返るってとても有りがたい事だと今頃になって思います。

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4 コメント

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よかったですね (tabinidete)
2014-03-29 11:09:30
娘さんのところに、ちゃんと記録が残っていたのですね。
普段見もしないくせに、昔の写真があるのが当たり前な生活。
失ってみて、喪失感の大きさに気づくのですね。
前にも書いたかもしれませんが、銀行の貸金庫を借りに来た方が、「亡くなった娘の写真を入れたいので」とおっしゃいました。
「家が火事で焼けてしまったらあの子が生きた記録が無くなるから」そう言って、大事そうに写真を保管していました。
何も、金銀・宝石・現ナマばかりを入れるためにあるんじゃないと知らされた瞬間でした。
美人のせっちゃん、とくと拝見しました
今でも美人なんでしょうネ。
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笑っちゃいます。 (せっちゃん)
2014-03-29 12:03:57
tabinideteさんへ

お金も、物も生きてゆく為に必要な物ですが、
若い時の思い出は、年を取って行く為の糧のようなものですね。
お金では購え得ない、自分自身の道程ですね。

幸い(?)に私は生きていますが、
高齢のこの年まで生きていてどうすれば良いか
自分自身を見失うところでした…
でも、若い時の写真を見て、「若くはつらつと人生に希望を持って生きていた」私が居た事がとても嬉しかったです。
娘の写真や孫の写真を見て、確かに受け継がれてゆくDNAが、私の存在を確かなものにしてくれましたよ…

>美人のせっちゃん(???)
とんでもない、笑っちゃいます
背は低いし鼻はぺちゃんこ、おてんばで男の子のようでした
今では、ようになった田舎のおばはんですよ…ワハハハ

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昔の写真 (ukyou)
2014-03-30 21:08:29
震災で全部なくしたと思っていた昔の写真
その時々の思い出 蘇ってきて良かったです。

もちろん辛い事もたくさんあったでしょうが
楽しい思い出もたくさんあったはず。

たまには写真の頃を振り返ってみるのも
悪くはないと思いますよ。
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写真は好きではなかった (せっちゃん)
2014-03-30 22:05:22
ukyouさんへ

流石に私の赤ちゃんの時の写真は無いですが、
これだけでもあると色々思い出されますね。

思い出など、写真を見なくても良いと、撮るのも撮られるのも好きでは無かったですが
全て無くしてみると、自分の存在価値まで無くしたようで辛かったです。
娘や孫達の赤ちゃんの時の写真を見てると、私の子供の頃に似ていて、(私が居たから孫達が居るんだ)と
とても愛おしい気持ちでした。

最近は、ブログの写真も振り返って見ていますが、
孫達の為にも私達夫婦の写真も残しておかないといけませんね。
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