せっちゃんの毎日

せっちゃんの日々の記録

家に行ってきました。

2011-03-31 15:40:09 | 日常
体調も良くなって、朝からガソリンも並んだら満タンに入れられたので、子供たちと家まで行って来ました。
























この写真は、次女が撮った物ですが、私の家の所で津波が渦を巻いたようで、家の裏側はうず高く瓦礫と大型のトラックが仰向けに積まれていました。

やはり、ここに居たら確実に私は亡くなって居たかと思うと妙な気分で「吐き気」がしましたよ…
余りの景色の変わりようで、現実実が無くて別の世界に来たように思います…?


大分、人が入れるようになったようで、瓦礫を寄せたように思われます…?

少しでも思いでの物をと思い探しましたがまだ危険なので私たちの力ではどうにもなりません。
使える物が有るのかどうか分かりませんが、他所の人の物も入っているようです…?

もう少し時間が掛かるようです。

帰りに職場に行って、月曜から出勤する事を告げてきました。


『さあ!前を向いて一歩づつ…』


少しづつ歩みはじめました。

2011-03-30 15:01:51 | 日常
風邪も大分良くなって、長女と次女が部屋探しをしてくれました。
未だにガソリンの給油が出来ないので自転車で出かけて行きました。

最初に飛び込んだ不動産屋で2DKのアパートを見つけてきました。
遅くなると仮設住宅に入れない人が一杯いますので直ぐに物件を見せて貰いに行って来ました。
何も無くなった私たち夫婦には広いくらいの部屋で、日当たりもよさそうです。
主人と私の職場にも近そうなので、二つ返事で決めてきました…
難を言えば、二階だと言う事くらいでしょうか…?

            
仕事に出かけて行く主人の帽子を被って「敬令!」をしているココです。

少しづつですが前に進みます…
来月からは、仕事や部屋に暮らせるようにする為に駆け巡らなくては…?
体調を万全にして臨まねばなりません。

凹んでられないぞ…!!

震災から10日余り・・・

2011-03-22 13:23:39 | 日常
二日前、自宅のあった所に行ってみた。

キリンビールから向こう側と七北川の高砂橋からは、消防や自衛隊が入っていて、一般の人は入れません…?
免許証を見せて「自宅があります…」と言いますと「気を付けて…」と通してくれました。

              
キリンビール側のガードレールに乗り掛った車です。
この手前にも孫たちと何時も行っていた(フック「福助♂犬」の公園)のトイレの屋根に車が乗っていました。

瓦礫を押し分けて入って行きますとご近所さんが何人か、やはり片付ける訳でも無いですが来ていました…
皆さん、一用に疲れた諦め顔で、茫然と見つめている人ばかりでした…

             

私の家の壁に50メートル位斜め向こうのお家が圧し掛かっています。
50代くらいのご夫婦が瓦礫の中を何か捜していました。
昨年亡くなったお父さんのお位牌や写真を探して居るとの事です…
猫も3匹居たのが1匹になってしまったそうです。

             
 
親しくしていた裏の二階屋(ものくればぁちゃん)のお宅です。
一階は、すっかり壊れて柱だけになりました…
お爺さんとお婆さんは二階に逃げて難を逃れたそうですが、次の日も津波が引かないので助けられたそうです…

何時も車の修理やタイヤ交換をお願いしている○○オートのお爺さんもお婆さんも茫然とした様子で、私達と会った時、手を取り合って喜んだものでした…

「生きてさえ居ればまた、何とかなりますよ…」と言いあって再会を喜んだものでしたが、心の中は複雑でしたよ・・・

片付くまでには暫くかかるでしょう…
先ずは、主人と二人で生活できる部屋を捜さなくてはなりません。
長女が全面的にバックアップしてくれるので有り難く思っています。

帰って来てから寒い所に居たので風邪を引いたようです。

今日は病院に行って来ました。
先ずは、健康な体にしないと先はまだまだ永いぞ…?

薬がない!!

2011-03-18 12:42:03 | 日常
未曾有の大震災の津波で家財を持って行かれた私は、着のみ着のままでせっかく病院で貰ってきた薬も保険証もお薬手帳も全て家に置いて来てしまいました。

長女の所に行っても恐怖不安で、どうして良いか分からず長女に当たったり孫たちを叱りつけたりでとても混乱していました…

その内、気分が悪くなり布団を被って寝ていましたが、うとうとすると目が覚め、『怖い夢を見た…?』と辺りを見合わせて、現実だと知ってまた、落ち込む始末です。

何もする事が無い…

只々、頭の中だけがぐるぐると廻り心臓がキリキリと痛むのです。
娘が『薬が無いと大変だから何とかしないと…』と掛かり付けの医者や調剤薬局に電話を掛けてくれましたが家の近くなので被災したようで繋がりません…?

仕方なく宇都宮に居た時に掛かっていた病院で薬の名前聞いて、娘の家の近くの病院に連れて行ってくれました。
何種類かの薬のパッケイジを見せられて「これとこれ!」と撰んで買ってきました。
先生もとても親切で「具合が悪くなったら直ぐに来てください。」とおっしゃってくれました。


追伸
主人が今、自宅に行って来てご近所さんたちがお元気で消息が分かったと知らせてくれました…よかった!!


九死に一生を得た

2011-03-15 13:50:52 | 日常
ご心配おかけしました。
何とか生きて居ます。

先日の大地震、丁度、前記事に載せた「ひばりちゃん」に出産祝いを贈ろうと街に住んで居る長女と待ち合わせすることになっていました。
仕事が休みだった私は、朝の内に病院へ行ったり、他の用事をしにでかけて2時ころ帰宅し「さて、3時30分の待ち合わせ時間に少し早いがどうしょう?」と考えて、何時もなら昼寝して居る時間ですが、そのまま出掛ける事にしました。
街の中を車で走って行くのに30分以上かかるなぁ?と思いながら、2車線の中側を走っていましたら、2時4?分ころかと思いますが、いきなり横に傾いたかと思うと、隣の車線を走行しているではないですか?
携帯電話が凄まじい音を鳴らし、緊急の地震情報を告げていました。
そのまま左にハザードを点けて止まっていますと対向車のおじさんが車から飛び出して走って逃げて行くではないですか?
まだ、何度も揺れていましたが緊急車両の後を走って娘の勤務先の駐車場に行きました。
沢山の避難して来た人たちの中を娘を捜して居ますと婿さんが来て、「子ども達を迎えに行ったから、ここに戻って来るから動かないで・・・!」と言うから待っていました。
しばらくするとやっと娘に会えました。

長女と一緒に孫たちが待つ車に行き、ワンセグのテレビを見ていましたが、関東の情報しか入りませんし、只只、「何が遭ったかを考えて、気持ちを落ち着かせなくては…」と自分を取り戻すのに必死でした。

その間にも快晴だった空が真っ暗になってきて、また何度も揺れ出す始末、雪がもさもさと降りだし、これからの災害の酷さを予告しているかのようでした…?

次女からも何度も電話やメールが来ましたが返すことが出来ずに車で待機していますと、長女が歩いて自宅(2キロ)を見に行き安全を確かめに行って戻ってきましたので皆で歩いて家まで移動してみますと、家の方はそれ程の被害もなく皆で寝起きが出来そうなので一安心しました。

その後、津波の情報が続々とラジオから流れて、私の家も海の近くですので既に津波に遣られたようでした…?
次の日、主人が迎えに来て、家の状況を見に行く事になり行って見ますと、街中は、外見はそれ程の被害を感じませんでしたが、自宅近くになりますと段々、ごみや地面の濡れた状態になり何時も通る土手には川の中に真新しい二階屋が3軒も建っていました(?)。

家の近くの道では、人が立っていて「通行止めです・・・!」と通してくれません。
主人が裏の方から回って、家の見える所まで何とか行って見てみますと、家の中は、ごちゃごちゃで、天井が落ちていたそうです…?
私が遠目から見た様子では、私の家の屋根の上に隣の屋根が乗った状態で、ご近所さんの家も空っぽの状態です。

ご近所さんは、お年寄りが多く殆どの方が家から出ないので「もしや…?!」と考えてしまいました…(涙が出てきて…

皆さんのご無事を祈るばかりです…