車検を取るところがない

私のボロ車の車検がきました
どこで受けるかと悩んでいました。

以前は、住んでいた所の隣が車の整備屋さんでしたので、
車の事は何でもお願いしていましたが
私達と同じように被災してどこに行ったか分かりませんでした。

ディーラーで見積もって貰ったら買った時の値段より高い！
スタンドで受けても殆ど整備は見てもらえなく
調子が悪くなる(主人の車)

『どうしょうか？』と考えていたと処に
主人が『○○オートの兄さんに会ったよ』と云うのです
今でも以前住んでいた処で
少しづつですが整備をしていると云います
そこで、私の車の車検の事を話しましたが
「じゃ！一度着てみて…」と言われ
行って見ることにしました。

私は、海の方に行きますと耳鳴りや頭痛がして、
自分が何処に居るのか分からなくなります
それでも意を決して(主人と）行って着ました。

車を見てもらったら「これは少し酷いなぁ～」と云います。
車のお腹の部分がサビサビで、床が見えてると云うのです
色々説明してくれましたが、私の予算以内で直るか心配でした。
もし、直らなければ、買い物くらいにしか使わないので
車を諦めようと思っていました。

それでも、何とか予算以内で仕上げてくれる事になり
まずは一安心…

この車屋さん、とても好い方で
7年前、栃木から越して来た時も色々教えて下さり、
町内の青年部でお祭りなどに参加させて下さった方です。
古くからそこにお住まいらしく
何も無くなった場所に整備工場だけを残して、
他所に自宅を建設中だそうです
皆さん、それぞれに復興に向かって頑張って居られるようです

話を車検に戻しますが…
こう云った、街の整備屋さんが無くなり
私達のような高齢者にはどうして良いか分からない時代です
何より人を信じられませんね(?)
高額の車ですので、中古でもコマ目に看て下さる処が無いのです。
確かに何でもコンピューターの時代のようですが、
ガソリンスタンドでも、セルフなどですし、

人が居てもオイル交換かタイヤの減りの事しか言われません。
外から見た目の事ばかりで故障の内容は
ディーラーに持って行くように云われます
何処かで動かなくなったらロードサービスを呼ぶように等
我々の年代では対応できない時代なのですね。

私が若い頃、やっていた街の電器屋も今では大型店ばかりで
取り扱いもろくに教えては貰えません。

機械物はどんどんと新しくなり便利(?）になっても
その分、人との関係がどんどん損なわれて行くようです。

もっと、ゆっくりとして人々の温かさが伝わる
世の中であればと願うこの頃です。