goo blog サービス終了のお知らせ 

簡単に読めるインスタントブログ

ガチな内容やプチなネタまで幅広く載せるよ。HP開設前の準備的なブログだと思うよ。

中国でのビル・クリントン氏の発言

2013-11-22 22:16:10 | 政治
11月18日に元米国大統領ビル・クリントンが中国を訪れて尖閣諸島を巡る日中関係を平和的解決へ向けて
緩和するように促す発言をした。右派にとっては青天の霹靂のような無いようだ。

ネトウヨはもとより右派政治家にとっては音を発てて崩れていくような
勢いでブッ潰されていくのを象徴するかのようにビル・クリントンさんは日中関係で右傾化の日本人が
思いもよらない発言をした。中国に向けて尖閣諸島問題で平和的な解決へと進むような姿勢は
日米同盟に基ずく武力支配的な尖閣諸島の国有化には実質的に「待った」が掛かったことになる。

そもそも在沖米軍基地にオスプレイを配備する事は米軍により日本の尖閣諸島の領有権を基に武力行使によって
守ってくれるものでは無かった事はすでに確かである。実際にはオスプレイは在沖米軍による中国での不測の事態への
対応として北京からVIPを救出する為のオスプレイCV22の足掛かりの為のMV22オスプレイの配備であり、
それと同時に自衛隊への売り込みの為のオスプレイであった。
カリフォルニア沖での日米合同演習でも日本側の自衛艦ひゅうがに離着陸訓練をするオスプレイの姿が確認されている。

多くの対中国を意識する右派思想の人にとっては飛んだ勝手な思い込みでしか無かったオスプレイによる尖閣諸島
防衛大作戦は妄想夢芝居のまま幕を下ろしそうだ。無理やり気味にオスプレイ安全論を唱え、それに反対する人は
中国の工作員の情報操作だと騒いでいた割には木端微塵にその主張が潰された米国の外交スタンスです。嫌韓、嫌中の意思は
既に嫌韓だけしか成り立たないようです。日本だけでは中国側に対抗できないことは間違い無いのですが、後ろ盾の
米国の賛同も得られないとなれば、何のための右傾化だったのかさえも疑問になります。そこには身勝手な思い込みとして
対中国という対立構造から発生する日米同盟の強化では無く、実際には期待されていたものとは別の日米関係である、そこには
この尖閣諸島問題と並行して武器の輸出入に関わる基準の見直しがあるのでしょうね。

TPP参加が日米同盟に基ずくものである事を忘れてはいけない。TPPは日米同盟下にある日本にとっては避けては
とおれない道なのである。軍事的支援を得られ対中国の為にと思われていた日米同盟関係はTPPへと日本を
導く為の口実にもなっている。今となってはオスプレイ問題や今回の中国でのビル・クリントン元米国大統領の演説により
尖閣諸島問題が薄れてTPPという貿易がメインの日米同盟へとその形と認識を変えた。しかしココで気になるのは
自民党は対中国へ対しては強硬な姿勢でありTPP参加に対しては反対派であったはずだ。そしてそこが日本人の愛国心に
響き支持されたはずである。 自民党や右派政治家には対中国の意味合いが強かった米国との関係ですが、民主党の野田政権に
とっては武器の輸出入にかかわる基準の見直しという具体的に誠実な内容の政治交渉であり、鳩山政権時代には米国議会と
同様に「紛争における米国の義務」という米国政情と並行した日米関係でしたが、そこが自民党や右派にとっては
「外患誘致罪」という濡れ衣を着せられたのである。そして野田政権時には「売国奴」と罵られたのである。

表向きは愛国心溢れる自民党なのであるが、中身を見てみれば、民主党時代の日米関係に否定的な姿勢が目立つ。
その為にTPPでは先発参加国というイニシアチブを握る事が出来ずに参加協議には米国からソッポを向かれ、軍事面では
激化する中国側のプレッシャーに自前のみで対応しなければならないという孤立しがちな問題を抱える事になってしまった。
中国船籍衝突事故を始め東京都の民間レベルでの土地取引に魚釣島慰霊祭など数々の行為を民主党時代に行った右派政治家は
政権が欲しいが為に民主党の邪魔をする為に無責任な愛国心を煽り無謀な行為を繰り返したと見る他ない。

今回の米国元大統領のビル・クリントン氏の中国での演説を聞く限りでは日本側の右派思想はほぼ無駄な悪あがきレベルの
ガキの使いにしか成りませんよ。もしも推測で答えて良いのであれば、日本のネトウヨや右派政治家は中国に対する
「噛ませ犬」だったのかもしれません。日中国交問題に米国が割り込みイニシアチブを握り尖閣諸島問題に対する
存在感を膨らませる米国の強かな政治思想は総理大臣クラスでないと理解はできなかったようです。
今、日中問題に大きく踏み込んで活動しているのは元総理大臣の鳩山由紀夫氏と元米国大統領のビル・クリントン氏である。
既に噛ませ犬でガキの使いレベルの右派に出る幕は無い。もうちょっと真面な事ができないものか?

やはり竹島独島の問題でバーグ条約を出してきたヒラリー元米国国務長官と同様に尖閣を巡る領土問題はクリントン氏が実権を
握っているようである。そうなると次期大統領候補に立候補するのではないかとささやかれるヒラリー・クリントンの存在が
チラつくのだが、ヒラリーには期待したくないなぁーー。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする