「ポスト安倍。」今はそんな風に呼ばれる事の方が多いかもしれません。 誰の事かと言えば「令和おじさん」
のニックネームが全く定着しなかった安倍政権の内閣官房長官の菅義偉のことです。 鉄板の名前ネタを完全
に外した菅義偉の心中はかなりの落ち込み様だと察する。(笑)
「令和おじさん」よりも桜を見る会に参加して反社人物と写真に収まっている印象の方が強い。 菅義偉が小
遣い稼ぎの為に桜を見る会を利用して写真を撮影していたことは桜を見る会参加者の間では有名で度々注意を
受けたはずだが、それでも改善が観られなかったので議員辞職をしても不思議ではないレベルだ。 どうして
も国会議員の政治資金規正法や法律による取り締まりの不平等感を感じてしまう。
2020年コロナ禍に困窮する日本社会において、最初の段階で出したアベノマスクが大失敗した内閣官房の記者
会見よりも地方自治による感染症対策やテレビで流れる専門家による説明の方が余程頼りになる状況は国政と
してのイニシアティブさえも失った安倍内閣の切実な台所事情を適確に表している。 例え安倍政権が活躍で
きなくても民間の力や地方自治でコロナ対策の自粛が続けられる能力は、 国民が最初から安倍政権を相手に
しなくなったお蔭だと思われる。形骸化して久しい内閣官房の記者会見に今更誰が注目するだろうか。 テレ
ビで使われる会見映像は菅義偉のいつもの無愛想な対応ばかりで政府が役に立たないと確認させた後でニュー
スの本題に入るケースが多く内閣官房長官菅義偉の会見はニュースの前振りにしかならない。 メディアは不
甲斐無い政府の内閣官房に代わって新しい主体となり、 政府の発表に追随するのではなく独自の取材や情報
の分析や表現で視聴者(国民)に訴えかけている。 政府のコロナ対策の専門家会議など誰も気にしておらず、
残念ながら既に内閣官房はテレビメディアの後塵、二番煎じに甘んじている。 マスクは自分で購入出来るか
らアベノマスクは要らないし、政府のコロナ専門家会議は別に見なくても良いものになった。
そもそも国が指示をしたダイヤモンド・プリンセス号の横浜港への停泊中に14日間自粛生活を余儀なくされた
乗客に対する杜撰な管理の為に神奈川と東京にウィルスを蔓延させる結果を政府自ら作り出しているのだから
仕方が無い。 直接的にコロナ感染症の抑止失敗している安倍政権は第二波に備えて何か切り札がある訳でも
無さそうだ。 政府の専門家会議で提案される程度ならば、その前にTVで話しているのが実情かな。
問題はここからで新型コロナウィルス感染症が日本で蔓延した第一歩はダイヤモンド・プリンセス号による感
染だった。 皮肉にも行政の責任者である安倍総理の住む東京都と菅官房長官の住む神奈川県だ。それに準え
る様にコロナの第2波も東京と神奈川が中心となっている。 同じく最近、河野防衛大臣により配備が停止され
る事になった自衛隊の軍事装備品のイージス・アシュアの配備されていた地域も安倍さんの出身山口県と菅義
偉の出身地の秋田県だ。 どうしても安倍総理と菅義偉長官と関連の強い地域が削られているように思われる。
陰謀論が存在した場合に、既に米国は安倍政権に見切りをつけて、その代償に安倍と菅に多大なる責任と負担
を強いるのであれば、コロナ禍の後には確実に何かある。具体的に何かあるはず。それを恐れずして何を恐れ
るものだろうか。 大失業時代にフラストレーションが溜り、公務員や官僚の就労環境の崩壊があるかもしれ
ない。 アフターコロナで何が起こるのだろうか。