日本経済は値上げラッシュで国内需要は落ち込んでも、日経平均株価は2022年末頃
から翌年の6月までの約半年間はコロナ規制の緩和された中国の経済再開の影響もあ
って順調に上昇してきたのだが、7月に入り中古車の販売買取修理保険など事業全般
を行うビッグモーターの悪質不正事件が発覚した為に停滞し始めている。しかもビッ
グモーターが保険代理店所属をする国内大手の保険会社までも関与していた疑いが出
てきて日経平均株価は一時暴落をしたが、まだ日経平均株価は30000円台をキープし
ている。 この悪質不正をビッグモーター社長も関連する保険会社も手早く幕引きを
狙ったお蔭で大事になる前に鎮火しそうですが、悪評は以前から流れていたらしく各
方面から批判の声が上がっている。
問題なのはこの一件で損害保険関連の企業が信用を失い、金融不安にまで落ち込んで
しまわないか心配もある。 こんな時に行政は何もしないのか、出来ないのか、それ
ともどこかでビッグモーターとのシガラミで見て見ぬ振りをしているのか。
何故これまで悪質不正が長年罷り通っていたのか疑問に思う所も多く、未だに納得は
出来ませんが、ビッグモーターと保険会社との相互関係でコンプラが達成されずに問
題が明るみにならなかった原因は、どうしても保険屋にも問題があると思われる。
そんな折に自民党の石破茂がビッグモーターを「お客様本位ではない」と批判したが
どこか内容が漠然としていてイマイチ悪質不正の問題を正確に掴めていなかった。
その後金融庁から遅ればせながらもビッグモーターと関連した損害保険7社に対して
報告徴求命令が出された。 人気稼ぎだけのビッグモーター批判ならばやらない方が
マシだと思った。やはり保険屋にも問題があるようだ。