訪米してバイデン米国大統領と僅か20分程度のハンバーガーランチをホワイトハウスの別室にて
同席しただけで用意されたハンバーガーに手を着ける事なども無く、 ランチの後に「自分と似
たような印象を受けた。」などと平気でマヌケな事を言う菅○偉の脳の健康を疑ってしまうのは、
必ずしも私だけでは無いはず。 菅政権になって初の日米首脳会談は何の成果を上げられずに安
倍時代とは大きく違う日米関係の日本の立場を嫌でも思い知らされただけの首脳会談に終わった。
京都では歓迎されない来客を冷たくあしらうのも粋では無いので、遠回しにお茶づけを奨める事
が習慣としてあるようですが、今回の米国側の菅義偉に対する対応も京都のお茶づけと同じような
ことなのでしょう。 首脳会談では難しい具体的な話は両国の官僚同士がする事で日本の総理とし
ては米国のバイデン大統領と少しでも良好な関係を築く事が重要となってくるが、 結果として米
国からの菅義偉に対する期待は低かったと言って良いでしょう。
菅義偉が米国から帰国後に日本で待っていたのはワクチン不足で混迷する地方のお年寄り達に、五
輪開催の是非を巡りメディアの前でお茶を濁すばかりの組織委員会の橋本聖子新会長と丸川珠代五
輪担当大臣の五輪開会式が3か月後に迫った危機的な状況だった。 バイデン大統領からの力強い
米国のサポートが頂けなかったのは事実上の東京五輪中止と判断した場合に、ここからの3ヶ月の間
のどこで東京五輪中止宣言を菅義偉が出すかが、最重要課題となってしまうのですが、4月25日から
5月11日まで東京・大阪・京都・兵庫の4カ所に緊急事態宣言が出されているので、コレが明ける5
月11日前後が有力だと思われる。 コロナは西村、ワクチンは河野、五輪は丸川、残された菅義偉
に経済などできるはずもなく、このまま政権を維持しても何時かは空中分解をするだけと解っていて
も菅の身の保身でどこまでも意固地になって総理の椅子にしがみ付くのか見物だ。 毒を喰らわば皿
までも・・・・東京五輪中止だけでは菅義偉政権の失態は終わらないだろう。 東北地方の復興が汚
染水の放出だけでなく明確な失敗に終わることがあるのならば、それは緊急事態宣言で人の流れが止
まり東北がほぼ完全に陸の孤島となってしまう時でもある。 10年の歳月をかけた震災からの復興は
いつしか日本海側の東北と太平洋側の被災県の東北3県の二つに分けられた。
話を戻すと、菅義偉とバイデン大統領の会談のセッティングを何時、どこで、誰が行ったか、これだ
けでも責任問題に発展しても不思議では無い問題なのだが、今の日本ではそれさえもスルーされる状
況です。 今の自民党は総務省ばかりでなく内閣府とも政治と官僚の癒着があると思われる。 無責
任を通り越して民主主義を崩壊させても無痛な感覚は直ぐには治らないだろう。 東京五輪の失敗が
“良薬口苦し”で少しは効果があれば良いが・・・などと低レベルな見方が妥当かもしれません。