英語の言葉を分類すれば:
ここに採り上げるのは、文法の「品詞」=“a part of speech”ではなく、実際に日常の会話で使われている言葉を分類してみようという企画である。即ち「慣用語句」=idiom、(成句、熟語)、「口語」=Colloquialism、Spoken language、「俗語」=slang、(通用語、専門用語、隠語、符丁等)、「汚い言葉」=Swearword、(罵り言葉)に分けてみようとする大胆な試みである。
Idiomとは:
「慣用語句」と訳されている。実際にこれを読んだり、聞かされたりしても直ちに「今、“idiom”が出てきた」と感じるようなものではないと思う。Oxfordには”A group of words whose meaning is different from the meanings of individual words”とあり、Websterには”An expression that cannot be understood from the meanings of its words but must be learned as a whole”となっている。
即ち、慣用語句の中の言葉一つ一つの単語の意味を承知していても、全体がどういう意味になるのかが簡単には解らないので悩まされるのである。だから、文章全体で覚えて置かないと何を言っているのかが解らないのだ。以下に例文を挙げておこう。
It’s all Greek to me.
解説)all Greekで「何の事かサッパリ解らない」という意味になる。
Don’t beat around the bush.
解説)「遠回しなことを言うな」という意味でbeat around the bushが「遠回しなことを言う」という慣用句。
He gave in.
解説)「彼は屈服した」という意味でgiveが「与える」と知っていても何のことか解らないので困る。
He burnt his bridge (boat).
解説)全部の単語の意味を知っていても「彼は退路を断って(「事に臨んだ」)とは解らない。
He saw the handwriting on the wall.
解説)handwriting on the wallで「彼には悪い兆候が見えた」、「悪いお知らせだった」となるのだ。
I will leave the matter up to you.
解説)「この件は君に任せるよ」という意味なのだ。“Leave it up to you.“のようにも言う。
Let’s get the show on the road.
解説)これで「さー、仕事を始めよう」、「さー。出掛けようぜ」になるのだ。
It’s a piece of cake.
解説)訳せば「朝飯前だ」なのだが、“cinch”も“It was a cinch.”の様に使われている。ジーニアスは“No sweat!” も例に挙げられていた。
A little bird told me that he would leave the company.
解説)「ある人から聞いた話だが(噂によれば)彼は会社を辞めるらしい」という意味になる。
Colloquialismとは:
「口語」のことである。Oxfordには”A word or phrase that is used in conversation but not in formal speech or writing.”とある。私は文語の反対語で話し言葉くらいかなと考えている。即ち、信頼するに足る大修館の辞書「ジーニアス」には反対は”literary”となっている。私はこれと慣用句の区別は難しいと考えているが。
I’ll take a rain check.
解説)これで「次の機会にします〔譲ります〕」という意味なのだ。これはジーニアスには「雨天順延券」となっており「招待などを次の機会にはお受けします」と解説している。“rain check”を入場券から切られた後の半券のことと考えれば解りやすいか。
I’ll sleep on it.
解説)「今晩一晩考える」という意味でもあるが、「時間を貰って検討する」言いたい時にも使える。
Let’s hit the sack.
解説)こう言うと「さー、寝よう」と言ったことになる。
How are you getting along in this hot weather?
解説)「暑さに中で頑張っているかい」とでもいうことだが、get alongがこのように使えるので怖い。
” Me, too.”
解説)これを使うと「文法を知らない無教養な人」と知識階層の人たちには軽蔑されるので要注意。これは正しく言う為には”The same here.”か”I think so, too.”辺りになるだろうが、このような言い方は絶対にしない方が良いと断言する
“slang”と“swearword”は次の機会に取り上げよう。
ここに採り上げるのは、文法の「品詞」=“a part of speech”ではなく、実際に日常の会話で使われている言葉を分類してみようという企画である。即ち「慣用語句」=idiom、(成句、熟語)、「口語」=Colloquialism、Spoken language、「俗語」=slang、(通用語、専門用語、隠語、符丁等)、「汚い言葉」=Swearword、(罵り言葉)に分けてみようとする大胆な試みである。
Idiomとは:
「慣用語句」と訳されている。実際にこれを読んだり、聞かされたりしても直ちに「今、“idiom”が出てきた」と感じるようなものではないと思う。Oxfordには”A group of words whose meaning is different from the meanings of individual words”とあり、Websterには”An expression that cannot be understood from the meanings of its words but must be learned as a whole”となっている。
即ち、慣用語句の中の言葉一つ一つの単語の意味を承知していても、全体がどういう意味になるのかが簡単には解らないので悩まされるのである。だから、文章全体で覚えて置かないと何を言っているのかが解らないのだ。以下に例文を挙げておこう。
It’s all Greek to me.
解説)all Greekで「何の事かサッパリ解らない」という意味になる。
Don’t beat around the bush.
解説)「遠回しなことを言うな」という意味でbeat around the bushが「遠回しなことを言う」という慣用句。
He gave in.
解説)「彼は屈服した」という意味でgiveが「与える」と知っていても何のことか解らないので困る。
He burnt his bridge (boat).
解説)全部の単語の意味を知っていても「彼は退路を断って(「事に臨んだ」)とは解らない。
He saw the handwriting on the wall.
解説)handwriting on the wallで「彼には悪い兆候が見えた」、「悪いお知らせだった」となるのだ。
I will leave the matter up to you.
解説)「この件は君に任せるよ」という意味なのだ。“Leave it up to you.“のようにも言う。
Let’s get the show on the road.
解説)これで「さー、仕事を始めよう」、「さー。出掛けようぜ」になるのだ。
It’s a piece of cake.
解説)訳せば「朝飯前だ」なのだが、“cinch”も“It was a cinch.”の様に使われている。ジーニアスは“No sweat!” も例に挙げられていた。
A little bird told me that he would leave the company.
解説)「ある人から聞いた話だが(噂によれば)彼は会社を辞めるらしい」という意味になる。
Colloquialismとは:
「口語」のことである。Oxfordには”A word or phrase that is used in conversation but not in formal speech or writing.”とある。私は文語の反対語で話し言葉くらいかなと考えている。即ち、信頼するに足る大修館の辞書「ジーニアス」には反対は”literary”となっている。私はこれと慣用句の区別は難しいと考えているが。
I’ll take a rain check.
解説)これで「次の機会にします〔譲ります〕」という意味なのだ。これはジーニアスには「雨天順延券」となっており「招待などを次の機会にはお受けします」と解説している。“rain check”を入場券から切られた後の半券のことと考えれば解りやすいか。
I’ll sleep on it.
解説)「今晩一晩考える」という意味でもあるが、「時間を貰って検討する」言いたい時にも使える。
Let’s hit the sack.
解説)こう言うと「さー、寝よう」と言ったことになる。
How are you getting along in this hot weather?
解説)「暑さに中で頑張っているかい」とでもいうことだが、get alongがこのように使えるので怖い。
” Me, too.”
解説)これを使うと「文法を知らない無教養な人」と知識階層の人たちには軽蔑されるので要注意。これは正しく言う為には”The same here.”か”I think so, too.”辺りになるだろうが、このような言い方は絶対にしない方が良いと断言する
“slang”と“swearword”は次の機会に取り上げよう。
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