goo blog サービス終了のお知らせ 

新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Reutersが報じたトランプ大統領の関税について

2025-02-04 06:43:47 | コラム
ロイターはトランプ大統領が「彼らが支払うと確信している」と報じた:

私はずーっとトランプ大統領が「関税(tariff)とは輸出者がアメリカ政府(IRS?)に納入すると信じておられるのではないか」と疑ってきた。そこに昨日取り上げたロイター電が出てきたのである。そこにはトランプ大統領が「カナダとメキシコが払うと確信している」とあった。

有難いことに、このロイター電の原文を畏メル友RS氏から知らせて貰えたので紹介しよう。

"I don't expect anything dramatic," Trump told reporters as he returned to Washington from his Mar-a-Lago estate in Florida. "They owe us a lot of money, and I'm sure they're going to pay."

となっていて、彼らはtheyとなっていた。即ち、トランプ大統領は25%の関税を課されるカナダとメキシコが支払うと確信しておられると解釈できる。実際には関税を負担するのはアメリカ側の輸入者であり、輸出国ではないのだ。まさか、トランプ大統領が自国民が払うと承知でアメリカ国民をtheyという代名詞を使って表現したわけではあるまい。

もしかすると、アメリカの報道機関はトランプ大統領が「関税を正しく理解しておられない」と報道しかねているのではないだろうか。

なお、先ほどメキシコに対する関税の賦課は延期となったと報じられていた。トランプ大統領のdealが功を奏して、シェインバウム大統領が不法移民と麻薬問題で譲歩したようだ。


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。