新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

蝉の亡骸が出る季節に

2023-08-08 08:03:41 | コラム
この酷暑の夏に思うこと:

秋来ぬと目にはさやかに:
昨日のこと、この密閉状態のはずの我がアパートの13階の廻廊に、蝉が腹を上にして横たわっていた。どうやってこの階まで上がってこられたのだろう。まさか、オートロックの玄関が開くのを待って飛び込んで、エレベーターが空いた時に乗って?13階を死に場所に選んだのかと疑っている。でも、そこまで出来る確率は天文学的に低い?ように思えてならない。

朝早く外に出れば「秋来ぬと目にはさやかに見えねども、風の音にぞ驚かれぬる」の季節になったのかと希望したくなる、そよ風が当たってくる。至る所に蝉が上向けになって転がっている時にもなった。その季節が移っていく象徴の如き蝉が、敢えて13階を選んだのかと、妙なところで感心している。蝉にも辛い夏だっただろうが、我々にとっても極めて苛酷なのだ。この酷暑は何時まで続くのだろう。

岸田内閣では:
昨日は酷暑から身を守るべく午前中でもタクシーを利用して移動した。早速、僅かな時間を活かして運転手さんに「街角景気診断」を試みた。答えは「安倍さんと菅さんの頃の方が未だ良かった。岸田さんは何がやりたいのか解らない。我々の段階の景気が良くなるようなことをやってくれていない」だった。彼らにこのような質問をして「景気が良くなった」と聞かされたことはないのだが、景気回復が彼らの所までに及ぶことは滅多にないことは解ると思っている。

岸田さんが国の内外の問題に対してそれらの重要性、大小、緊急性等々を如何なる基準で判断されて取りかかっておられるのかが、それほどハッキリしていないように思える。外向きの事柄への対処に努力を傾けておられるとは見えるが、マイナンバーカードと健康保険証合体に見えてくるディジタル化の推進が景気回復には速攻で結びつかないので、上記の運転手さんの言い分のような不満の表明になるのかなと思って聞いていた。

マスコミ報道って役に立っているのか:
彼らは日和見的というのか、「強きに屈して弱きを叩く」傾向が常に見えるのが不満だし、困った連中だと思う。既に取り上げて批判したが、ビッグモーターの場合のように、あそこまで公になる前から実態を承知していたとしか思わせない姿勢で、一斉にBM叩きを始めたのは何なのだろう。矢張り、当方が疑っていたように「スポンサー」に気兼ねをしていたからか。しかも、未だに明らかにそうと見えても「ブラック企業」という札を貼っていない。

ジャニーズ事務所の問題にしても同じだ。何かと言えば「記者会見をしろ」とか「記者会見を開いていない」と指弾する癖に、ジャニーズ事務所やその社長には迫っていた様子は報道されていない。いや、彼らには出来ないだろう。いくら所属するガキどもには罪がないと言っても、テレビなどは朝から晩まで彼らが出ている番組を流している。あれでは事務所に「たいしたことになっていない」と事態を甘く見させるだけだろう。

日大の件についても、早速何処から取ったのか北畠の写真入りで報道している。他の大学で問題を起こして逮捕者まで出しても、顔写真が出ただろうか。大麻と覚醒剤が出たという事態を詳細に伝えているが、内田監督時代に生じた「レイトヒット問題」以降、何がどうなってあの事件が起きたかの掘り起こしは一切なく、結果だけを捉えている気がするのは何故だろう。

5類移行以来:
報道によれば、COVIDの感染者が増加傾向にあるそうだ。それでも街を歩けば「マスクの着用無し」の人の数が完全に過半数となっている。矢張り報道によるが「イベント」とやらを再開したためか、感染者が増えたとある。昨日は国立に行っていたが、院内でもマスク無しがいたと見えた。「自主判断」だの「努力義務」などのように、妙に何かに遠慮したかのような姿勢を採る岸田さんが、優柔不断でなければ良いかと願うのだ。

高田馬場駅周辺のようなインバウンド攻勢には縁が薄いと思っていた地区にも、昨今外国語で話している白人以外のマスク着用無しが急速に増えてきた。私は彼らアジア系の者ども、特に若者が外国人であるかないかの判定の基準の有力な材料に「入れ墨(彫り物))の有無」があると思ってみている。それが見えてマスク無しであれば、間違いなく外国人だと思うし、彼らがCOVIDを抱えていないかと気になる。でも、岸田さんは底まで気にしていない様子だ。



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