新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

マイナンバーカードのみ受け付け

2024-09-06 06:58:23 | コラム
マイナンバーカードの健康保険証だけにされていた:

先日、長年診て頂いている眼科医院にドライアイの目薬の処方箋を頂きに行った。この医院は数ヶ月ほど前から健康保険証の受付を停止されて、マイナンバーカードのみとなっている。その数ヶ月前に受付で健康保険証をやんわりと拒否された時には慌てた。何故ならば、マイナンバーカード化を軽んじていた為か、IDと暗証番号とやらを記録して置いたメモをなくしていたからだった。

そこで恐る恐る顔認証という手段を選んで、メガネとマスクを外して試してみた。無事に受け入れられたが、そこから先は何段階かで「同意するか、しないか」というボタンを押さねばならなかった。「聞いてないよ」状態だったが「エイヤッ」と「同意する」を押し続けて何が何だか解らぬままに手続きは終了した。

今回は迷うことなく顔認証を終えて、後からこられた何人かの患者さんを観察してみた。皆さん慣れた様子でカードを取り出して余裕で手続きを終えられていたのは、素晴らしいと讃えるべきかどうかは解らなかった。そして、かかりつけの調剤薬局で馴染みの薬剤師さんにその話をすると「XX眼科ではもうそこまでやっておられるのですか。当店でもそこまでをお客様にお願いしていない時期でも」と感嘆し且つ感心していた。

私は「この眼科医院の話を河野太郎さんにしてあげれば、もしかして泣いて喜ばれるのでは」と冗談を言ってしまった。河野氏が総裁選に出られるとあって、週刊誌などではマイナンバーカードの保険証useへの批判の論調が出てきている。私はそうすることの意味というのか効果と、患者にとっての有り難みが理解できていないので、12月2日までは適当にやっていこうという程度に考えている。

因みに、国立国際医療研究センター病院では最近保険証確認の手続きは従来のようなカウンターで、ではなく、新たに「健康保険証用」と「マイナンバーカード用」の二つに分けた受付が出来ている。実は、一度だけそこで係の方の指導を受けて顔認証のやり方を学習してあった。これって病院にとっては新たな負担になっているのではないのだろうか。

何故、河野さんは強行突破されたいのならば「マイナンバーカードを使用する場合の手引き」でも発行されなかったのだろうか。この程度の配慮もせずに、総理大臣になろうと志されるのは一寸早くはないのかと、勝手に心配してあげたくなっている。


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