新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

夢に出てくるとは

2024-01-24 07:28:17 | コラム
夢=将来実現したい願い、理想:

マスコミは屡々「夢」を上記のような意味で使い「若者は夢を持とう」であるとか「夢に向かって邁進しよう」など言って激励する。時には過剰に煽り立てているような事もある。だが、広辞苑には「睡眠中に持つ幻覚、普通目覚めた後に意識される」などとある。これから取り上げるのは、こちらの方である。今回は単なる私事なのだが、こういう思ってもいなかった事が夢にまで出てくるとは、不思議なものだというだけの話。

実は、当方は去る22日で満91歳に達していた。正直に言って、この年齢に達した事を色々な意味で意識している。本来は「無病息災」であるのに「一病息災」などと言って一度大病をすると、回復後の節制これ勤めて長生きしているという事のようだ。こちらは一病どころか三病を抱えて、主治医に指示されたストイックな生活を続けていた所、気が付けば昨年には90歳という、予想もいなかった年齢に達していたし、今度は91歳である。

そこで22日の夜に見た「夢」である。何処からともなく聞こえて来た声が「折角91歳まで来たのだから、もう一踏ん張りで100歳を目指しなさい」と言うのだった。「そんな事など考えてもいないし、こんなに年がら年中体のあちこちが痛み、三病も抱えて病院通いを続けるのは辛いだけで、無理な相談だ」と答えた。すると「90年も何とかなってきたのだから、その一割の9年間を持ち堪えれば良いのだぞ」と押し返されたところで目が覚めた。

現実には90歳に達したところで、友人やジムでの顔なじみの人たちに「次は目標を100歳に設定して、もう一頑張り」などと激励(なのかな?)されたのだった。これは単なる譬え話のような事だと解釈して、そんな夢というか目標を立てる事など全く考えてもみなかった。

しかし、このような事が夢に出てくるとは、もしかすると当事者の私は知らず知らずの間に100歳を意識してしまっていたのか、何となく夢を意識させられていたのかと、その恐ろしさのようなものを感じていた。


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