新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

心身共に不安定:

2018-10-22 08:23:32 | コラム
NPBのクライマックスシリーズ:

このところ心身共に落ち着かない状態が続き思考能力にも衰えが出ているので、このようにスポーツ関連の話題にしか頭が働かないのだ。去る20日には国民会議の武藤山冶記念講座で前産経新聞副社長の斉藤勉氏の非常に優れた講演を聴く機会もあったが、それを纏めて報告するだけの気力が湧いてこないのが残念だ。それにしても思うことは「(斉藤氏のことを言っているのではないが)マスコミ人は何でもご承知だと思わせられているが、彼らは知っていることの半分も公表していない気がする」のは何故だろう。

そこで、プロ野球である。セントラルリーグでは目出度くリーグ優勝した広島カープがリーグ戦で負け越して3位だった読売を蹴散らして日本シリーズに出ると決めたのは良かったと思う。それにつけても気の毒だったのは読売の高橋由伸で、クライマックスシリーズでも恥をかかされてしまった。彼を監督にした方も悪いが、なってしまった彼が余りにも力量不足だった。

パシフィックリーグでは新聞は嬉しそうに「下克上」と言い募るが、碌な投手がいない西武は選手層が厚いソフトバンクにこの短期決戦で無残に負かされてしまった。昨21日の西武の負けが決まった試合を最初だけ見たが、あの1回に下から振り回すだけの柳田にウルフが満塁で打たれてしまったところまでを見て「勝負あった」と思って観戦を止めて、折角の好天を活かそうと散歩に出てしまった。

私はNPBが興行政策上始めたと思っているこのクライマックスシリーズなるものには好感を持っていない。これまでに何度所謂「下克上」があったことか。確かに興行上は結構なのだろうが、リーグ優勝したテイームはずっと試合から遠ざかった形で待たされて、勢い良く勝ち上がってきた下位球団に負かされて日本シリーズへの道を断たれるのは不合理だと思っている。弱いから負けるのだろうが、それでは長い間のリーグ戦での優勝が何だったのかとなってしまうのだ。

思うにアメリカのMLBのポストシーズンのやり方を真似たのだろうが、かの国には30だったかの球団があるし、ワイルドカードなどという何度説明を聞いても良く解らない制度まであって勝ち上がってからウワールドシリーズに出られるのとは、両リーグ合わせて12しか球団がない日本で真似るのは無理があると思う。NPBが考えるべきは球団の数を増やすことが先ではないだろうか。

幸か不幸か、前沢某氏のように球団を持ちたいという億万長者もいるようだから、この際せめて両リーグを8球団ずつにすることを考えたらどうだろう。そして、両リーグの上位2球団があらためてリーグ代表権を争うシリーズでもしてから、日本シリーズをするようにしたらどうか。西武の辻監督が観衆の前で泣いていたのは私はみっともないと断じたいが、泣きたい気にもなるだろうと思わせるほど、クライマックスシリーズなるものには合理性が欠けていると思う。NPBも頭が悪いが、納得してしまっているオウナー会社も見識がないと思う。

さて、日本シリーズだが広島とソフトバンクでは良い勝負になるとは思うが、今年の「打高投低」の傾向が続く限り、予想が難しいと思う。だが、内川が復帰し、柳田が
当たっている上に「あんな奴に打たれる方が悪い」と思っているキューバのデスパイネがいるし、上林というのも軽視できない存在なので、中国のHUAWAI(華為)のロゴマークなどを帽子に付けている不届きなソフトバンクの方が有利かなと思ってしまう。



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