新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

次期総理・総裁の選出に思うこと

2020-08-31 08:53:18 | コラム
矢張りアメリカ大統領との関係を如何にして築くかが重要だろう

果たして「頂門の一針」の主宰者・渡部亮次郎氏と同郷で、しかも同窓の法政大学出身の菅義偉官房長官が、次期総理・総裁に選ばれるのでしょうか。マスコミ報道では二階幹事長の支持を得た以上最有力となっていますが、私にはそういう報道をされるとかえって不利なような気がしますが。

何れにせよ、国民に公平且つ公正だったと認められる方式で選出されるべきかと思います。私は菅氏が選ばれようと誰だろうと、トランプ大統領が再選された場合には、如何にして安倍総理が構築されたような特別な間柄に素早く持って行けるかどうかが、極めて重要かと思っております。

私は外国人と親しくなるのは容易なことではないと、経験上も考えております。ましてや通訳を介して語り合うことは非常に微妙な点が多々あると思います。何度か指摘しましたが、安倍総理の通訳者(高尾氏と言ったか)は非常の堅苦しい難しい言葉を多用する文語体の英語でした。

その通訳の仕方がトランプ氏に安倍晋三氏に対する親近感をもたらしたのかなどと考えたことすらありました。安倍総理がトランプ大統領とあそこまでの信頼関係を築き挙げるのに、高尾氏は大いに貢献したと言えるのでしょう。

私の経験では上司だった副社長兼事業部長の通訳を10年以上務めましたので、彼とは事前に何を討議するかを十分に打ち合わせをしてから重要な会談に臨みました。また、永年行動を共にしていれば言葉遣いの癖も分かるし、何が言いたいかも迷わずに把握できます。であるが故に、初見の方の通訳は儀礼的な訪問以外では引き受けたくないとまで言った時期もありました。

そう考えるときに、河野太郎防衛大臣のような英語力を備えた方が自分で英語で語り合うことは「諸刃の剣」になる危険性も秘めているかと思います。私は自分が通訳に依存したことがないので、通訳を使っておられる方がどれほど信頼してお使いかが分かりませんが、次期総理・総裁がどう考えられるかには密かに関心があります。



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