新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月24日 その3 「政治の何処が刷新されたのだろう」の改訂版です

2024-01-24 08:24:10 | コラム
岸田総理/総裁の渾身の努力は解らないでもないが:

刷新したのは3派閥の解散であり、党の内規をどのように変えるかという構想の発表に止まったように思える。何処が政治刷新だったのだろう。報道によれば、26日(金)から国会が開かれるので、その前に何としても「刷新」される必要に迫られていたのだそうだ。でも2派閥が政策集団として残ったそうだ。

当方は「岸田総理/総裁は内向きの刷新に精一杯の努力を傾けておられるようだ」と批判した。簡単に言えば「我が国の政治の形を刷新しようとしたのではなく、自由民主党の内部を刷新して国会に臨もうとされただけ」の事のようだ。

これでは当方が指摘し続けてきた「国民の生活が少しでも楽なるような具体的で目に見える効果が出るのか」は極めて疑問だと思う。刷新の会合を連日開かれても円は高くならないだろうし、賃金は上昇しないと思う。

岸田さんは「先ず党内を改革して、国会を乗り切って、そこから先に民の竈から煙が立つような政治の改革を手がけようという遠大な計画を立てておられる」と解釈しない限り、安倍派と自らは会長ではなくなっている岸田派と二階派を解散させた大事業の狙いが見えてこないのだ。これらの大仕事に集中してきた岸田内閣の閣僚と自民党員はもう草臥れて、国民の為の政治に取り組む気力と体力が残っているかと心配になる。


コメントを投稿