新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

バンガーナーかバムガーナ-か

2014-10-28 07:18:53 | コラム
またまたカタカナ表記論なのだが:

本日朝5時の室内温度は34度台。今日は国立国際医療研究センターに朝9時半と11時の予約があり8時半には出ていかねばならず、少し落ち着かないので、簡単な話題を。

昨日はアメリカのWシリーズをテレビ観戦。初めてSFジャイアンツの Bumgarner という左投げの投手を見た。張本勲はしきりにアメリカのMLBの質の低下を言うが、流石にWシリーズまで出てくるティームの質は彼が言うほど劣化していない。寧ろ立派なものだと思わせてくれる。投手たちはこのような短期決戦では投げる回数が少ないことも手伝ってか、当たり前のように150キロ台の直球を投げ続ける。我が国の第一線級ではこうまでは行かないと思うが。

さて、Bumgarnerである。外国人には余り例がない横手投げに近い左利きの投手だった。球速は150キロを超えることも多いし、アメリカの野球で屡々見かける力任せの投げ方ではなくて、モーションもゆっくりしている良い投手だった。あれではRoyalsは手こずるだろうと思って見ていたが、矢張りヒットが4本に抑えられたゼロ敗だった。何も投手力の差だけではなく、GiantsはRoyalsよりも格が上だと見て取った。

さて、Bumgarner である。ここまでアルファベット表記を続けて来たのには理由がある。一寸NHKのカタカナ表記に疑問を感じたので、Wikipediaに訊いてみた。結果は「NHKはバムガーナーとしているが」とあって、この名字は「バンガーナー」と表示されていた。「そんなことどうでも良いじゃないか」と言われそうだが、この辺りにカタカナ表記の難しさというか、おかしな所があるものだ。

ファストフードというのかジャンクフードというのか知らないが、hamburger という食べ物がある。これを「ハムバーガー」と表記するかと言うことと同じだ。我が国では長く「ハンバーガー」とされている。これと同じ手法にすれば、確かにWikipediaが言うように「バンガーナー」ではないのかな。ここから先は上西俊雄さんにお任せしたい領域だが、アルファベットの”b”の前には”n”ではなく”m”とするという問題だろうか。

何はともあれ、バンガーナーは風格のある良い投手だった。Royalsの青木は”Aokie Dokie”というプラカードまで用意して貰っていたほど期待されていたようだが、シリーズは調子が上がっていないようで補欠扱いだったのは残念だった。この妙な応援のカードは、以前にレッドソックス在籍時の岡島投手が “Okie Dokie”と呼ばれていたののもじりだと考えているが。


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