新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

トイレットパーパーを毎日買いに来られるお客様が

2020-03-20 08:15:19 | コラム
何故トイレットペーパーが店頭に並ばないか:

この件で19日に馴染みの薬局の店長さんから実情を聞く機会があった。私は「トイレットペーパーは軽量の割りに嵩があり、積み卸しにフォークリフト等の機械が使えない場合があって不便である上に、ドライバー不足という悪条件も重なっていること」は既に指摘した。同時に政府もメーカーも「生産量も在庫も十分にあるので慌てて買い溜めをしないように」と勧告もしていた。それでも、この新宿区を中心にチェーン店を展開しているこの薬局では、中々店頭には並ばないのだ。

店長の説明では「イオンさんのように店頭に大量に積み上げているのは、自社のトラックを使うという機動性を発揮して、メーカーから直接引き取ってくるからである。我々はメーカーなり問屋のトラック1台が何店かの分を積み合わせて配送する仕組みになっているので、1度の入荷量はどうしても少なくなり、入荷と同時に待っていたお客様がお買いになるので、直ちに品切れとなってしまうのです。お一人様1点でお願いしているが、中には毎朝お買いなるお客様もおられるが、まさか『昨日お買いになっていましたね』と言ってお断りも出来ない」とのことだsった。

ということは、未だに買い溜めておかねばならないと思い込んでおられる需要者が存在するという事態は、政府とメーカーの説明は信じられていないようなのだ。これでは、この界隈のように大型のスーパーマーケット(GSM)がない地域では、万一の場合には早朝から店頭に並んで待つか、公共交通機関でも何でも利用してGSMまで出向かねばならないことになってしまう。店長さんは「現状では、何時になったら店頭に多くのトイレットペーパーを積み上げて、自由に買って頂ける時が来るかの見通しは立たない」とも語っていた。困った時代になったものだ。


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