新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月22日に思う

2015-02-23 09:11:58 | コラム
雑感-2月22日に思ったこと:

昨22日は生憎の雨模様と寒さで、じっと室内に籠もって静養に努めていた。午後には病院で教えられたリハビリテーションの一環であるストレッチを試みて、身体を幾らかでも解そうとしてみた。それ以外には結局テレビでスポーツの中継を見ている他に時間の有効な過ごし方が見つからなかった残念な日だった。

男子マラソンの不甲斐なさ:
先ずは世界的に有名となったと聞く「東京マラソン」を散発的に見た。この種目は年来の持論である「読売と日テレが箱根駅伝を懸命に後援し支援する限り、我が国の男子のマラソンに未来はない」との説を悲しいまでに立証する結果となっていた。換言すれば「アフリカ系の走者たちの素質と実力の前にあっては、20 kmを走ることしか出来ないように育ってしまった我が国の走者は敵ではない」のである。

私にはアナウンサーが懸命になって今井某を「日本人一位」と叫び続けていたのが何とも情けなく、且つ余りにも贔屓の引き倒しの如くに聞こえて虚しかった。陸連だってマスコミだってはこれくらいの冷酷で冷厳な事実(我が国男子の弱体)に気付いていないはずがあるまい。私には今更「何とかしたら」等と言う気もないほど無残な負け方だった。

議員の素質:
次ぎに気になったのが西川農水大臣。この大臣の「違法ではない」と主張される献金と返金した一件は安倍総理も頭を悩ましておられるだろうとは思うが、私はそれ以前にこの人物の見識というか知能の程度を疑ってきていた。それは国会の委員会だったか何処だったか記憶は定かではないが、公共の場で「西日本の豪雨による水害で家屋が破壊された方々への補償問題を論じた際」の西川議員(委員?)の答えだった。

それは「国からは全壊ならば300万円の補償が出るが、半壊と認定されたならば無補償」と答えた時に野党側から「冷酷無残である。何とかして上げられないものか」と質問が出た。それに対する西川議員の答えは「法律がそう規定しいる以上仕方がない。改正案でも出してみれば」と誠に木で鼻を括ったような素っ気ないもので、そこで議論を打ち切ってしまった。

私にはとても責任ある与党側側の議員(委員?)が言うこととは思えず、この程度の者を選んでしまうのが我が国の民度かとあらためて認識し、この議員を議員不適格と認定したのだった。それが何とTPP担当を経て農水大臣とは自民党の人材不足に呆れるだけだ。彼には農水族として党内を纏める力があるとか言われているが、私には理解出来ない人物だ。

刺青の文化:
ラグビーの日本選手権が準決勝の段階に来て、それなりに白熱した二試合がNHKの第一チャンネルで実況中継された。大学最強と評判が高かった帝京大学に辛うじて勝った東芝は、嘗て早稲田を日本一に育てた名将清宮克幸率いるヤマハにトライを奪えず敗れ、パナソニックは中心選手を三人も海外に出してしまったせいか、サントリーに敢えなく負けてしまった。

私はラグビー界の取り決めだからとは聞くが、大洋州その他の国々から言わば助っ人を採用する方式を採っているのが不思議に思えてならない。何故ならば、外国人選手は三年だったかの期間我が国で選手生活を続ければ、我が国の代表選手になれるのだ。それが世界での取り決めだと言われれば「そうですか」と言うが、その連中の多くは腕や他の身体の部分にこれ見よがしの刺青を入れているのだ。我が国にはない文化である。

欧州の各国の著名なサッカーのリーグを見ても、刺青入りの名手は掃いて捨てるほどいる。これが彼等の文化だと言われれば敢えて異論は唱える気もない。それに欧州での出来事だから。だが、我が国の中でのラグビーでもサッカーのJリーグにも刺青入り外国人は多く見かける。私は「異文化」を受け入れるには吝かではないが、この現象には何としても違和感が残る。

心の底では、あれは何と出来ない(規制する)ものかと思ってしまう。外国であの連中が本当の日本代表だと思って貰いたくない気もする。これ所謂「グローバリゼーション」とでもいうものなのかと思うと、何となくやるせない思いが残るのは私だけだろうか。