日本代表が韓国代表を下して三連覇:
昨15日夜の決勝戦とも言える対韓国戦は、選びも選んだもので、韓国で開催されていた。韓国には通算16勝23分40敗と分が悪いのだが、最近は3連勝中とか。韓国は相手が日本ともなると、物凄い気迫で向かってくるのが怖くもあるし、やり難くなるのだった。今回の我が代表は国内組で固めたので、代表経験者は長友、植田、相馬だったと記憶する。
サッカーというのは観戦には難しいものがあり、昨夜もほんの数秒間テレビから離れたときにジャーメイン良が鮮やかなヴァレーキック〔ボレーはカタカナ語なのである〕を決めて先取得点していた。アシストは相馬だったので「矢張り違うな」というのが偽らざる感想。何故か、韓国代表のプレー振りには何時もの過剰なほどの敢闘精神が見えないので「今のうちに2点目を取ってくれ」と願っていた。
居合わせた〔アメリカン〕フットボール経験者の二男は「矢張り、我が方のパスの組み立て方が粗いな」と一言。私の持論は「代表ティームとは所詮は寄せ集めなので、中々意思の疎通が単独ティームのようには上手く行かないもの」である。それでも、我が方は善戦健闘宜しく前半を1対0で終えたのは立派だったが、キャプテンマークを巻いた相馬がイエローカードを貰わせられたのは不安材料になりそうだった。
後半は韓国勢が出足も早く、寄せも厳しくなって、こぼれ球(セカンドボールというそうだが、我々の時代にはなかった言葉)は思うように拾えず、競り合いも負け気味となり、これまで余り見なかった「我が代表が前戦に殆ど誰も残さずに、引いて守るサッカー」に徹していた。森保監督がそのように指示されたかどうかまで解説の柿谷が喋りすぎで煩いので、聞き漏らしたのかも知れない。
韓国は引いて守っている相手に空中戦を挑んで、遠目から高い球を蹴り込むのを主体にして、両サイドからも切り込んできた。我が方のディフェンス陣は懸命に身を挺して守り、ボールを奪えば懸命に繋いでいこうとはするが、前述のような具合で拾えず、中盤を韓国に支配された格好だった。結果的には韓国は我が方のディフェンス陣を突破できず、同点にも出来ずに終わった。我が方の全員守備体制を褒めたい。
念の為にFIFAのランキングはと見れば、我が方は17位で韓国は28位なのだが、それは海外組を主体にしたA代表の評価だろう。韓国も国内組が主体だったのならば、17位対20位くらいの差だと感じた。我が方には得点王とMVPを取ったジャーメインがいただけに、韓国よりも決定力が高かったのだと言えると思う。あの苦しい試合を勝ち抜いた選手たちは幾ら褒めても褒め足りない。
だが、当方は不勉強にして、選手たちに氏名も所属もろくに知らないので、あらためて調べてみた。
*ゴールキーパー
- 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
*ディフェンダー
- 荒木隼人(サンフレッチェ広島)
- 古賀太陽(柏レイソル)
- 安藤智哉(アビスパ福岡)
- 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)
*ミッドフィルダー
- 川辺駿(サンフレッチェ広島)
- 稲垣祥(名古屋グランパス)
- 相馬勇紀(FC町田ゼルビア)※キャプテン
* フォワード
- ジャーメイン良(サンフレッチェ広島)※決勝ゴール
- 垣田裕暉(柏レイソル)
- 宮代大聖(ヴィッセル神戸)
* 途中出場選手(一部)
- 佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)
- 細谷真大(柏レイソル)
- 宇野禅斗(清水エスパルス)
- 植田直通(鹿島アントラーズ)
- 原大智(京都サンガF.C.)
案外だったことはと言えば、ヴィッセル神戸からは宮代大聖一人しか選ばれていなかったことだ。思うに、森保監督は若手の育成を目指されたのだから、大迫、武藤、酒井(高)、山口などの歴戦の勇者はお呼びではなかったのでは。国内組で韓国に勝ったのだから、監督と選手たちを大いに褒め称えねばなるまい。