ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

訳してみよう万葉集(64)夜光る

2012年06月21日 | 訳してみよう万葉集
■訳してみよう万葉集■<その64>

●題材歌

よるひかる 玉といふとも さけ飲みて 心をるに あにかめやも

                           ―大伴旅人おおとものたびと―(巻三・三四六)


●現代訳

① ―

② ― 

③「夜光のたま」という尊い玉があるそうだが、そんな玉を持っているより、酒を飲んで、心の憂さを晴らす方が、よほど楽しかろう。

④人々の珍重するという、夜光る玉だって、酒を飲み憂さを晴らすことに、どうして及ぼうか。

⑤たとえ夜光る貴い玉でも、酒を飲んで憂さ晴らしをするのにどうして及ぽうか、とても及びはしない。

⑥ ―

⑦ ―

①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>

これらを踏まえて 私はこう訳しました。

夜光やこうだま そんなもんより 酒飲んで さ晴らすが え決まってる》

さあ あなたの訳は 如何ですか?