■平成22年11月4日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
――――――――――――――――――――――――――――――――
★蟲麻呂は 主人宇合 命により 説話集めに 忙しい
埼玉の 小埼の沼に 鴨そ翼きる
己が尾に 降り置ける霜を 掃ふとにあらし
《小埼沼 鴨が翼を 震わしとおる
尻尾から 積もった霜を 落としとるんや
〔鴨も寒いんや〕》
―高橋虫麻呂歌集―〔巻九・一七四四〕
三栗の 那賀に向へる 曝井の 絶えず通はむ そこに妻もが
《曝井の 水絶えへんと 湧いとおる ええ人居ったら 絶えず通たる》
―高橋虫麻呂歌集―〔巻九・一七四五〕
遠妻し 高にありせば 知らずとも 手綱の浜の 尋ね来なまし
《留守居妻 もしも居ったら ここ多賀に 道知らんでも 尋ねて来たる
〔ここはタヅなの浜や〕》
―高橋虫麻呂歌集―〔巻九・一七四六〕
【手綱の浜の】へ
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★蟲麻呂は 主人宇合 命により 説話集めに 忙しい
埼玉の 小埼の沼に 鴨そ翼きる
己が尾に 降り置ける霜を 掃ふとにあらし
《小埼沼 鴨が翼を 震わしとおる
尻尾から 積もった霜を 落としとるんや
〔鴨も寒いんや〕》
―高橋虫麻呂歌集―〔巻九・一七四四〕
三栗の 那賀に向へる 曝井の 絶えず通はむ そこに妻もが
《曝井の 水絶えへんと 湧いとおる ええ人居ったら 絶えず通たる》
―高橋虫麻呂歌集―〔巻九・一七四五〕
遠妻し 高にありせば 知らずとも 手綱の浜の 尋ね来なまし
《留守居妻 もしも居ったら ここ多賀に 道知らんでも 尋ねて来たる
〔ここはタヅなの浜や〕》
―高橋虫麻呂歌集―〔巻九・一七四六〕
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