NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【八月十六日】放映分
難波人 葦火焚く屋の 煤してあれど 己が妻こそ 常めづらしき
《葦火焚く 小屋煤けてる わしの妻 煤け古いが まだ若々し》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五一)
【万葉歌みじかものがたり】《童言する》
糟糠妻が 愛して可愛い
長の年月 過ごしはしたが
こぼす笑顔が 初々しいて
わしの人生 満足限り
紅の 八入の衣 朝な朝な 馴れはすれども いやめづらしも
《紅色の 重ね染め衣 朝晩に 着馴れたけども まだ新しで》
(朝晩に 馴れ親しんだ お前やが 変わり為んとに 初々しいで)【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六二三)
難波人 葦火焚く屋の 煤してあれど 己が妻こそ 常めづらしき
《葦火焚く 小屋煤けてる わしの妻 煤け古いが まだ若々し》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五一)
老いて恋する 恥ずかし言うが
成るか成らんか 二の次措いて
気持ち若うて 元気な証拠
あやかりしたい 羨ましいで
あづきなく 何の狂言 今さらに 童言する 老人にして
《この老齢で 子供じみてる 戯言を 今更言うか ええあほらしい》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五八二)
朝露の 消やすき我が身 老いぬとも また若ちかへり 君をし待たむ
《幾ばくの 残る命か 分らんが 若に戻って あんた待とかな》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六八九)
昔に待った あの人来んわ
共寝した人 もう逢われへん
一緒共寝る夜が 無うなり久し
別れしたのか 亡うなったのか
夕されば 君来まさむと 待ちし夜の なごりぞ今も 寝ねかてにする
《日暮には あんた来るかと 待ったんが 今も癖なり 寝付けんままや》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五八八)
今さらに 君が手枕 まき寝めや 我が紐の緒の 解けつつもとな
《もうあんた 共寝すること 無いのんに うちの下紐 解けてならん》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二六一一)
敷栲の 枕をまきて 妹と我れと 寝る夜はなくて 年ぞ経にける
《お前わし 一緒寝る夜が 無いままに 年月長ごに 経って仕舞たで》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二六一五)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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【八月十六日】放映分
難波人 葦火焚く屋の 煤してあれど 己が妻こそ 常めづらしき
《葦火焚く 小屋煤けてる わしの妻 煤け古いが まだ若々し》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五一)
【万葉歌みじかものがたり】《童言する》
糟糠妻が 愛して可愛い
長の年月 過ごしはしたが
こぼす笑顔が 初々しいて
わしの人生 満足限り
紅の 八入の衣 朝な朝な 馴れはすれども いやめづらしも
《紅色の 重ね染め衣 朝晩に 着馴れたけども まだ新しで》
(朝晩に 馴れ親しんだ お前やが 変わり為んとに 初々しいで)【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六二三)
難波人 葦火焚く屋の 煤してあれど 己が妻こそ 常めづらしき
《葦火焚く 小屋煤けてる わしの妻 煤け古いが まだ若々し》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五一)
老いて恋する 恥ずかし言うが
成るか成らんか 二の次措いて
気持ち若うて 元気な証拠
あやかりしたい 羨ましいで
あづきなく 何の狂言 今さらに 童言する 老人にして
《この老齢で 子供じみてる 戯言を 今更言うか ええあほらしい》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五八二)
朝露の 消やすき我が身 老いぬとも また若ちかへり 君をし待たむ
《幾ばくの 残る命か 分らんが 若に戻って あんた待とかな》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六八九)
昔に待った あの人来んわ
共寝した人 もう逢われへん
一緒共寝る夜が 無うなり久し
別れしたのか 亡うなったのか
夕されば 君来まさむと 待ちし夜の なごりぞ今も 寝ねかてにする
《日暮には あんた来るかと 待ったんが 今も癖なり 寝付けんままや》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五八八)
今さらに 君が手枕 まき寝めや 我が紐の緒の 解けつつもとな
《もうあんた 共寝すること 無いのんに うちの下紐 解けてならん》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二六一一)
敷栲の 枕をまきて 妹と我れと 寝る夜はなくて 年ぞ経にける
《お前わし 一緒寝る夜が 無いままに 年月長ごに 経って仕舞たで》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二六一五)
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