犬養万葉今昔―犬養孝先生著「万葉の旅」を訪ねて

犬養孝先生名著「万葉の旅」記載の万葉故地309箇所を訪ね、先生が撮られれたのと同じ場所に立った写真撮影を目指す紀行。

■今昔413万葉の終焉―因幡の雪(2)

2009年09月02日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★天平宝字二年(758)六月 家持 因幡守赴任
 八月 藤原仲麻呂立てし 皇太子大炊王おおいのおおきみが即位 淳仁天皇である
 鄙 因幡にあって 孤立無縁 落魄の思いの日々
 迎えし 宝字三年(759)正月 家持は詠う
 「あらたしき 年の始の 初春の 今日降る雪の いやけ 吉亊よごと
 新年・立春の重なりの 目出度さに 吉兆の雪
 「良きこと重なれ」と 詠う 家持の 欝屈した心情や 如何に

 今年は 家持最終歌=万葉集最終歌が 詠じられて 1250年


 



――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ

【万葉歌みじか物語】はこちら




■リンク先