埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

コード塾 ハノンを使って

2009年06月16日 | コード
コード塾第2回(2005年3月18日)~第5回(2005年6月17日)は、
ハノンを使った課題が出されていた。


ハノン1番 機能を感じて弾く
  機能とは、その調の中の役割。

  右手で楽譜通り弾きながら、左手でⅠ,Ⅱm,Ⅲm,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵm,Ⅶm(♭5)を弾く。

  そのときに“機能”を感じ、その変化を味わって弾く。
  ダイアトニックという意識で弾く。

  左右とも、音程を感じて弾く。

慣れてきたら、右手をアドリブにする。
          左手を順番でなく。

コードのみの練習

  下から1音ずつ重ねて、きれいに響かせる。
  同時に鳴らして、バランスを考える。
  各音とコードの気持ちになって。
  目で見て鳴らすのではなく、心で響かせて(イメージして)から鳴らす。

右手のみの練習

  ゆっくり1音1音を感じて。
  心のピッチで、立体感を出す。
  アドリブの練習で音が雑になってきたら、この練習をするとよい。


これらの課題を、初めは重要視していないくて、あまりやっていなかったが、
2年後、卒業するころに、この課題の意味が分かった。

今、振り返っても、深~いことをおっしゃっている。


もうひとつ印象的だったのが、
「ソ ソ♯ ラ」というメロディーに合うコードを考えるという課題。

  C  Caug Am
  C  E  F
  G  E  Dm  など、その組み合わせ“無限”

  作曲家は和音の感受性が豊かで、その“無限”の中から自分の意思に合うものを選んでいる。
  
  演奏するときに、それを感じて表現しなければならない。


それまでは、コードはコードネームを見て鍵盤を抑えるという感覚しかなかった。

楽譜に音符で書かれていても、「盛り上がる」「落ち着く」という気持ちはあったが、
それ以上のものは感じていなかった。


「コードの気持ち」というものを初めて知り、音楽の中での大切さを実感した。


また改めて取り組んでみたい課題。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿