埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

緊張しないで弾くコツ

2010年02月24日 | ピアノを弾く
ピアノを人前で弾くときに、緊張はつきもの

よく「緊張しないで弾く方法はありますか?」という質問を受けるけど、
私は「ありません!」と答える。

緊張をほぐしたり、取り除いたりする方法はあっても、
「緊張しないで弾く方法」はあり得ない!…と思う。

もし、そんな方法があるなら、もちろん買います

でも、売っていないのだから、ないのでしょう。


今まで、ステージでの緊張を取り除くための私の闘いは、
このブログに書いた通り。


そして、今日ふと思ったことがある。


そもそも、人前で弾いて緊張するのは、自分自身がエゴの塊だから。

少しでも上手に弾きたい。
嫌なこと言われたくない。
ちょっとでも褒められたい。 と思うから。

でも、思って当然。



ピアノを弾くことは、裸になるのと同じ。

人前で、しかもステージの上で、「服を脱いで、裸になって!」と言われたら、
私なんて卒倒してしまう


だけど、そこで、
「見てみろ!どうだ!なんか文句あるか!!」と裸になれたら、
(あ、なんか例えが悪かったかな
緊張を通り越しているのではないかな。


いかに裸になれるかが、緊張しないで弾くコツかもと思った。


普段の練習から、心の奥底からすべてをさらけ出すように演奏すること。

人目を気にしたり、自分をよく見せようと思ったりして、
それが自分の心と合致していなかったら、
その分、服を多く着ているのと同じ。

そしたら、体も心も硬くなり、
よろいを被った状態でステージに上がるようなもの。

緊張して当然。


いかに裸になれるか。
その裸を“これが自分”と思えるか。

これ以上でも、これ以下でもなく。

自分の音楽を聞く

2010年02月23日 | ピアノを弾く
今年は、新しい先生のレッスンを受けたいと思っていた。

昨年、ご紹介などで新しい先生に出会う機会があって、
どの先生にお願いしようか迷ったが、
ボディー・マッピングのセミナーでお会いした先生にレッスンを申し込んだ。


昨日、2回目のレッスンに行ってきた

想像以上のレッスンで、いろんなものが、心にも体にも響いている。


何よりありがたいのは、私の音楽性を評価してくださること。


そして、私が自分の音楽を外れて演奏すると、
「この辺、まっみさんの音楽じゃないわよね?」と、
2回しかレッスンしていないのに、私以上に私の音楽を分かってくださっている。


「楽譜に書いてある記号などを一旦忘れて、自分の弾きたい音楽にして」
と言われ、演奏すると、
自分でもはっきり分かるくらい、きれいな音になる。

それを聞いて
「そのほうがずっといい」
「それ以上に“何か”をしようと思わなくていい」とおっしゃてくださる。


自分の音楽で演奏できない部分は、
心と体に焦点を当て、私の自然な音楽を導いてくださる。


昨日のレッスンの終わりに、
(先生)「やっぱり専門に勉強してきた人は、一度のレッスンで持って帰れる情報量が多いわね」

(私)「今まで、レッスンで先生に言われたことを家に帰ると忘れてしまうので、
    駅で楽譜に書き込んで帰って、
    それでも忘れてしまうことも多かったので、
    レッスンでやったことを半分も理解できないと思っていたんです。」

(先生)「それは、自分の弾きたい音楽じゃなかったからよ。
     自分の音楽じゃなかったら、忘れて当然!」


そんなふうに考えたこともなかった

私は私の音楽を演奏すればいいんだ!と自信をいただいた


それと同時に、生徒たちへのレッスンで、

“生徒自身の音楽”をここまで引き出せているだろうか?

私の心地よい音楽を強制してはいないだろうか?

生徒が忘れてしまうことは、生徒が弾きたい音楽ではないからじゃないか?

と、考えさせられた。



私自身も、生徒みんなも、自分の音楽に自信を持ち、大切にできるようにしたい

ピアノコンサートへの道2010

2010年02月19日 | レッスンの出来事
ピアノコンサート2010へ向けて、
生徒たちに本番をリアルにイメージしてもらうために、
「ピアノコンサート2010への道」を作った。

少し前から、ピアノコンサート前に、
生徒たちにイメージを書いてもらっているが、
少しずつ変化させつつ、今回は、この形。


表紙には、吹き出しを作った。

この2段目に自分の名前を書く。

そして、1段目に自分のキャッチコピーや自分を表現する漢字一文字を書く。

この1段目に、それぞれの生徒が自分をどう感じているか、
自分をどう表現するかが表れるのでは?と楽しみにしている


私も自分用の「ピアノコンサート2010への道」があるのだけど、
このキャッチコピーがけっこう決まらない


表紙の下のほうには、
教室リハーサルの日にちと場所。
本番の日にちと場所を書く。

リアルにイメージするには、これを自分で書くことが大事だと思う。


中身は、

コンサートのながれ
  自分がどこで何を演奏するのか、どこで係に仕事をするのかを書きこむ。

アピールしたいことは?
  みんなに見てほしいこと、聞いてほしいこと、表現したいことを書く

ほかの人の演奏で楽しみなことは?
  ここにたくさん書けると、コンサートのたのしみが広がるはず!

不安なことは?(ピアノ以外でも)
  書くだけでスッキリするかもしれない。
  書いてみたら、意外と大した不安でなく感じるかもしれない。
  私と分かち合うだけで、不安がほぐれるかもしれない。

目標は?
  歌、おやゆび連弾、ソロ、連弾、係、立ち居振る舞い
  それぞれに自分なりの目標を立てる。
  レッスンの中で、目標にどれだけ近づけたかをチェックしていく。

本番をイメージしよう
  どんなふうに弾けたら楽しいかをイメージしたり、
  自分が気持ちよく弾ける状況をイメージしたり…。

おわったら、どんな気分
  これも大事だと思う。 
  終わった後の楽しみを書いてもいい。

先生からのメッセージ

お家の方からのメッセージ

感想
  これは、ピアノコンサート終了後に書く。


同じ日に同じステージに立つ生徒たち。

でも、そこまでの道は、みんなそれぞれだと思う。

その道を歩く過程を楽しんでほしい。

新たな道へ

2010年02月19日 | こころ
昨年末から、心身共に優れない日々が続き、
普通のことが普通にできない、とても辛い時期だった。

手放せるものは手放し、
甘えられるところは甘え…。

そんな中でも、仕事だけは続けることができ、
生徒たちから元気なパワーとすばらしい音楽をもらえたことに感謝している。

おかげで、ずいぶん回復して、自分を取り戻した。


この辛い時期が、私にたくさんのものを与えてくれた。

今では、とてもありがたいことと思う。


この経験をしたことによって、生徒たちを見る目も変わった。


新たなステップになったと感じている。


この経験で見えてきたこともあれば、まだ見えていないこともある。
それらを整理するために、別のブログを始めました。

かなりプライベートなことを書いていくことになるかと思いますが、
ご興味があればどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/cocoro2010

追記(この↑ブログはすでに終了しました。)