埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

コード塾を経て

2009年07月04日 | コード
2年間、コード塾に通って、
樹原涼子先生のおっしゃる「聞こえてくる音に耳を澄ませて」という意味が何となくわかってきた。

それまでは、決められたコード進行でしか曲を作ることができなかったが、
自分の好きなコードが見つかったり、好きなコード進行が分かったりしてきた。

あるコードを弾くと、次のコードが聞こえてくる…。

そんな「耳を澄ませる」余裕が出てきた。


コード塾、最後の日、
樹原先生が「半年後にまた講義をやります。」とおっしゃった。

まだ「卒業」させるわけにはいかないので、半年間、各自復習をしたり、新たな挑戦をして、
みんなの演奏を聞きたいということだった。

半年間、何をしようか考えた。

私が一番苦手なのは、コード聴音

中でも「耳コピ」は夢のような話
    ↑
   CDを聞いて、メロディーやコードを聞きとること。

なので、「耳コピ」に挑戦することにした。

せっかくなので、樹原先生の曲で、まだ楽譜になっていない曲をと思い、
「お元気ですか」に決めた。


耳コピは初めての挑戦。

分かりそうでなかなかはっきり聞きとれなかったが、
なんとか流れがつかめるようになって、半年後のコード塾で演奏した。

樹原先生に、コードが取れているとおっしゃっていただけて、安心した。


コード塾を始めたころは、まさか「耳コピ」ができるだなんて、思ってもみなかった


こうして勉強してきたことを自分のために、そして生徒たちのレッスンへ生かしていきたいと思っていたときに、
お葬式とレストランのピアノ弾きの話が来た。

それまでの私だったら、もちろんできるわけないので、即答でお断りしていたお話。

でも、そのときは、やってみたい気持ちがあった。

「無理」と言われる覚悟で面接に行ったら、「まぁ、いいでしょう」という感じでお仕事できることに。


お通夜では、リクエストを聞いてBGM演奏。

レストランでは、ときどきリクエストが入る程度ではあったが、だいたいは気ままに好きな曲でBGM演奏。

数か月ではあったが、貴重な経験ができた。


生まれ変わったら、こんなふうに演奏を仕事にできるようになりたいと思っていたけど、
今生でそれが叶うとは


その後、もう一度行われた講義では、そのときの経験を生かして、
「しゃぼん玉」をリハーモナイズしてアレンジした。


「耳コピ」ができると思ってもみなかったので、
もちろん演奏を仕事にすることも、自分でアレンジすることも、考えてもみなかったこと。


最近は、ときどきメロディーがどこかから降ってくる


イメージしていた以上の自分が、どんどん出てくることに驚いている。

こういうきっかけをくださった樹原先生に感謝

最新の画像もっと見る

コメントを投稿