埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

樹原涼子 さわやかな風

2010年05月31日 | ピアノを弾く
2010年5月30日(日) アート カフェ フレンズ(恵比寿)


樹原先生のバンドの演奏や歌は、たくさん聞いてきたけど、
ピアノソロをじっくり聞くコンサートは初めてだったので、
とても楽しみに出かけました


1曲目の「陽だまりの家」は、「ピアノランドコンサート」に入っている曲なので、
私も弾いたことのある曲。

だけど、それまでのイメージを超えるほどの清らかな音色に感涙

この曲を1曲目にもってきたわけ、そのエネルギーを感じました。


その後、前半には、ピアノソロの新曲が4曲

1曲1曲にも、曲と曲とのつながりにもストーリーが感じられて、
映画を見ているような感覚でした。

「流れは渦になって」のレチタティーボのような旋律は、
まるで水の精が歌っているよう

今まで聞いてきた「樹原涼子」の世界とは、また別の世界をのぞけて、うれしかったです。



後半は、うたの曲。

「ゆめは つぼみの なかまです」(新曲)は、一緒に歌いたくなってしまいました。
また聞きたいなぁ

その歌詞(歌詞は、垣内磯子さん)に、


“春のつぼみは、笑いたいから 歌いたいから 咲くのです”


という意味合いのものがありました。


春のつぼみが、そんな気分で花開くのだったら、とってもかわいい

それなら、私だって「笑いたいから 歌いたいから」咲いたっていいんだよね?と
思えました


ゆったりとした時間、空間の流れの中に、
1曲1曲、大切に演奏しているコンサートで、心地よかったです


体調が良くなってきたので、久々に着物でお出かけしようと思ったのだけど、
お天気が心配で諦めてしまったのだけが残念


あ、そうそう。
樹原先生が、「知らない曲ばかり演奏するのに、聞きに来てくれてうれしい」と
おっしゃっていました。

発表会の感想でも、
「知っている曲が少なかった」とか、「知っている曲がたくさんあった」というのがよくあります。

もちろん、知っている曲を聞けるうれしさや、
知っている曲や憧れの曲を演奏する喜びの気持ちは、私自身も感じています。

でも、それとは別に、知らない曲を知る喜びもあるよね?

今「知らない」曲でも、一瞬後には「知っている」曲になるのだから。

知らない曲を聞くとき、弾くときの集中力や感性の開き方は、尋常じゃない気がします。

初めて読む本だって、楽しいものね


このコンサートでも、私の印象に残ったのは、新曲ばかりでした。

だからと言って、歌えるほど覚えているわけじゃないけどね





庭園の滝から聞こえた♪

2010年05月22日 | まっみmusic
先日、あるお勉強に都内某所のステキなところに行ってきました。

お勉強といっても、優雅で心地のよい時間だったのですが、
その最後で、そこの庭園を散歩しました。

その庭園に滝があって、マイナスイオンのエネルギーたっぷりで、
「気持ちいい」と思って見ていたら、

流れ出てくる水の音が「ラ」

滝つぼにあたる音が「ド」 に聞こえるではありませんか!

きれいな6度

あ、ドが低い音ね。


そう思って聞いていたら、Fadd9のコードが聞こえてきて…

滝の後ろに回ったら、水しぶきのリズムまで聞こえる

タタタタータータ タタタタータータ


そしたら、またメロディーのかけらがやってきて、

なかなかいい曲だったし、今までの曲とは違うタイプだったので、
忘れないようにメモりました。

帰りの電車で、その続きもやってきました。


私のパソコンは、今、入院中なのですが、
それに対して「アウトプットをする時期なのでは?」 と言われたので、

そのアウトプットって、この曲のことと思って、
ここに載せてみました

追記2013.8.5
この記事をアップしたときに載せた動画が
サービス終了で、見られなくなってしまったので、
新たに貼りつけてみました。

自分の木

2010年05月11日 | レッスンの出来事
前回のブログに書いた、自分の木。

生徒たちのは、本当にすばらしくて、
これを生徒本人やお家の方、そして私にも分かりやすい形にしたいと考え中


少し前に、コーチングのセミナーやセッションでイメージした、私の木は…。


少しだけ光の差す、古びた小屋の中にある木。
小さな丸い葉っぱが少し付いている。

根はしっかりしているけど、枝が弱々しい。


そのときの「なりたい木」のイメージは…。

太陽の光を浴びたい。

そのためには、根から栄養をたくさん吸い取って、
枝を伸ばして、小屋を突き破る!

というものでした。


そんなことを忘れていた昨日。

久々に公園をウォーキングしていたら、とっても気持ちよくて、
急に「なりたい木」のイメージがやってきました。


それは…。


カタバミやシロツメクサがいっぱいの広い草原に、1本だけ立っている木。
高さは1m50cmくらい。

毎年、いろいろな花を咲かせる。
「今年はピンクにしてみました」「今年は黄色だよ」
「今年は、お花はお休みです」なんて、気ままに、気ままな花を咲かせる。

そして、この木は歩けるのです。
でも、歩けることは内緒

草原に1本だけだから、誰かに見られることはないのだけど、
こっそり動くのを楽しんでいる感じ

面白そうなものが見えると、近くに言って、こっそり見ている。
飽きると、フラフラ~。

疲れた旅人や動物たちを見つけると、こっそり近寄って、日陰や寄りかかる場所を作ってあげる。
旅人や動物が振り返ると、もういない。

ときには走ってみたり、ときには飛んでみたり、ときにはうずくまってみたり…。

それを邪魔する人は誰もいない。


うふふふふ
我ながら、私っぽい。


ウォーキングしていた公園で見かけた「カツラ」の葉っぱ(冒頭の写真)が、
私のイメージの、小さくて丸い葉っぱでした。


生徒たちには、「自分の木」と「ピアノの木」を別に考えてもらったので、
私の別に考えてみたけど、基本は同じ。

「自分の木」は、こっそりフラフラ歩いて行く勇気がまだちょっと足りないけど、
「ピアノの木」は、もうすでにフラフラし始めている。
そんな違い。


こっそりと、フラフラと歩きながら、私は何に出会うのでしょうか。
楽しみです