豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

ミニカー大作戦④ “フォルクスワーゲン ポロ”

2008年10月24日 | クルマ&ミニカー
 
 スバル・レオーネを最後にスバルからカローラに乗り換えた理由ははっきりしている。
 レオーネのモデルチェンジだか、レガシィへの切り替わり時に、全長が長くなったためにわが家の車庫に入らなくなってしまったのである。
 わが家の車庫は、奥行きが5mくらいだったが、私の母親がその車庫と家との間に花壇を作って背の低い木などを植えたため、実質的に4m50cmくらいのクルマしか納まらないのである。

 レオーネかレガシィが4m50cmを越えた年が、わが家がカローラに乗り換えた年である。それは、1970年代後半か1980年代初めのはずである。
 他方、カローラは当時から、そして今でも全長4.5m以内を守っている。

 スバル・レオーネは、前にも書いたように、富士スバルの担当の営業さんの泣き落としで買うことになったのだが、ワインレッドのえらく派手なボディだけが印象に残るクルマだった。
 徳大寺先生によると、レオーネは「みにくいレオーネ」と酷評されているが(徳大寺有恒『ぼくの日本自動車史』草思社、1993年235頁)、日常用に乗っている分にはそんなに酷いクルマという印象はない。

 残念ながら、このレオーネの写真はない。その次のカローラの写真もない。
 もう、この頃になるとわが家でもクルマはすっかり生活の一部になっており、冷蔵庫や洗濯機を買い替えたからといって、いちいち写真を撮らないのと同じように、クルマの写真も撮らなくなってしまったのだと思う。

 そして、スバル・レオーネや、この頃のカローラ(4台目、5代目か?)は、ミニカーもないのではないだろうか。少なくとも、googleの検索には引っかかってこない。80年代初めにはセカンド・カーとしてスバルの“レックス・コンビ”というのに乗っていた時期もあったが、これのミニカーもなさそうである。
 したがって、この“ミニカー大作戦”でも、この辺のマイカーはパスするしかない。

 つぎは、1990年代のカローラ・ランクスにとぶ。それまでは歴代のカローラのセダンを乗り継いできたのだが、突然ハッチバックのほうが便利だし、長さが短くていいという、きわめて単純な理由で(カローラ店の営業さんに奨められたのかもしれない)初代のランクスに乗ることになった。
 ボディは白である。このクルマは今でも母親の病院通いのため、売らずに置いてある。見たければ駐車場を眺めればよいので、思い出というほどではない。

 その次がフォルクス・ワーゲンのポロの3代目である。
 前からフォルクスワーゲンに乗ってみたかったのだが、クルマ雑誌で走行距離がきわめて少なくて、値段の安い中古車が出ていたので、見に行ってその場で仮契約をしてしまった。
 シャガール・ブルーというきれいな青だった。3代目のポロにはピスタチオ・グリーンとかきれいな色が多かった。

 でもいいのはボディの色だけで、これがとんでもないボロ車で、エアコンは買ったときから壊れている(冬だったので、エンジンの熱でそこそこ暖まるので気づかなかった)、走行中にエンストする・・・、で、たちまち嫌気がさしてしまった。
 ポロの名誉のために言っておけば、運転席のシートの奥行きはぼくの腿の長さにぴったりあって、腰が疲れなかった。これはランクスにはない。オーディオの音もランクスよりずっとよかった。そして130km/hを越えたあたりからの走行安定性は、これもランクスを凌いでいた。
 しかし、一般道を走行中にエンストされたのでは、どうしようもない。

 ちょうど4代目ポロが発売になったので、これに買い替えたいと思った。雑誌で紹介されていた“オーシャン・グリーン”というボディに、内装はベージュのレザーシートというやつがほしかった。
 でも、女房の許可がでなかった。もともと女房は国産車のほうがいいのに、何で見栄はって外国車を買うのかとポロには反対だった。徳大寺先生の『間違いだらけのクルマ選び』でも3代目ポロは酷評されていた。
 それを敢えて買ったらこの始末である。中古車だったのがいけなかったのだと思ったが、結局4代目のポロは断念した。

 この暗い思い出ばかりが詰まった3代目VWポロのシャガールブルーのミニカーなんてものはあるのだろうか。
 “VW ポロ ミニカー”で検索していたら、1台引っかかった。残念ながら、4代目の当初モデルで、色もダークレッドである。しかし、これ1台しか見つからなかったので、ひとまず買っておくことにした。
 料金後払いというのも好感がもてたのだが、発送も大変に良心的で、注文した翌日に発送した旨のメールが届き、その翌日には現物が到着した。こちらも誠意を示そうと、直ちに料金を振り込みに行った。

 シャガールブルーの3代目ポロでないのは残念だが、ボディカラーはかつてのわが家のスバル・レオーネを思い出させる。
 しかも、内装はベージュのレザーシートを模している。欲しかったオーシャン・グリーンではないけれど、それでも雰囲気は味わえなくはない。
 
 どうも、わが“ミニカー大作戦”はいつも少しずつズレてしまうのだが、探すための時間と、使えるお金に限度があるのだから仕方ない。

 * 写真は、AUTOart製の“Volkswargen Polo”1/43のミニカー。HW JAPAN(青島文化教材社)で2268円+送料600円+振込手数料80円。
 HP上の商品案内にこの“VW ポロ”は在庫1台と書いてあったが、その後同社のHPを見たら、“VW POLO”は無くなっていた。本当に同社の最後の1台だったようだ。 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする