豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

晩秋の飯田橋界隈 (partⅡ)

2011年11月26日 | 東京を歩く

 飯田橋界隈の昼間の写真をアップ。

 最初は、ホテル・メトロポリタン・エドモントの玄関。
 クリスマス用の大きなリースが4つ並べて飾ってある。

 次は、夜になるとイルミネーションが輝く、ホテル・エドモントの裏手の通り。
 昼間見ると、どうということのない小道であった。

        

 そして、お気に入りの、飯田橋“ホッペマの並木道”。
 実際には、もっと木の葉も色づきはじめて、秋めいているのだが、写真に撮るとなぜか木の葉が実際より緑っぽく写ってしまう。

        

 首都高、飯田橋インター下の桜並木。
 桜の葉も紅葉して、そろそろ落葉も始まっている。

        

 最後は、千代田ファーストビル西館の前庭。
 いつも文字通り塵ひとつなく掃き清められている。落ち葉がまったくなくて、かえって季節感が感じられないくらい。
 残念なのは門柱をはじめ、そこかしこに犬の小便の跡がこびり付いていること。
 飯田橋界隈の犬の飼い主は猛省すべし!!

        

 すべて11月25日(金)の通勤の途中に撮ったもの。

 2011/11/26 記

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の飯田橋界隈

2011年11月24日 | 東京を歩く

 久しぶりに、最近の通勤路の写真を何枚かアップする。

 いずれも飯田橋駅の南口を出て、大学までの道すがらの写真である。
 まずは、ホテル・エドモンドの裏通り。
 毎年この時期になると、イルミネーションで飾られるが、今年も11月の初旬から、光のプロムナードの正面にトナカイの橇(上の写真)が輝いている。

         
        
 南側の出口のそば(東京仕事センターの裏手)には、1頭だけのトナカイもいる。

         

 この光のプロムナードの南側は、わが“ホッペマの並木道”。本当は“飯田橋i-air通り”というらしい。
 2週間ほど前の写真なので、ここ数日の寒さで、木々は一気に色づきはじめ、もうこんな緑色ではない。レンガの歩道には枯れ葉が舞うようになっている。

         

 ついでに、通勤路ではないのだが、豆豆研究室の窓から眺めた東京スカイツリーの遠景もアップしておく。
 東京タワーも、六本木ヒルズも、富士山も見えないのだが、スカイツリーだけはかろうじて先っちょが見えている。さすが634メートルだけあって、曇った日には上のほうが雲に隠れている。

         

 もう1つ、ついでに、同じく研究室の窓から眺めたお茶の水駅周辺の写真も・・・。

         

 今年も残り少なくなってきた。

 2011/11/24 記

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズキ “スイフト” 頑張れ!

2011年11月20日 | クルマ&ミニカー

 なんだかんだ言って、今現在ぼくが一番気に入っているクルマはスズキの“スイフト”である。

 理由その1. 戦う中小企業魂!
 あの巨大企業フォルクスワーゲンと戦っている、というか、悪戦苦闘していること。
 きょうの朝刊にも、スズキがVWを相手に株式の譲渡だか、提携の解消だかを求めて国際商事仲裁の申し立てをしたという記事が載っていた。

 何はともあれ、日本人としては日本の企業には頑張ってもらいたい。
 “アクア”、“CR-Z”、“デミオ”、・・・と、まだまだ迷うだろうけれど、いずれにしても国産車である。外国車を選ぶことは絶対にない。
 ちょっと前までは、“アルファ・ミト”だの、“VW・ポロ”だのにも触手を動かされたが、いまはその気はまったくなくなった。

         
         
 理由その2. なぜか軽井沢!
 YOUTUBEで、“岡崎吾朗のクルマで行こう スズキ新型スイフト・スペシャル”という番組を見つけたのだが、岡崎吾朗氏と藤島知子さんが新型(現行)スイフトの試乗ドライブに行った先が軽井沢だったこと。
 新車の試乗というと、どうしてみんな箱根に出かけるのか、どうして軽井沢ではいけないのか、ぼくには不思議だった。
 軽井沢にだってワインディングはいくらでもある。碓氷軽井沢インターから72ゴルフ場あたりまでは、高低差もあるうえに結構カーブはきつい。あそこで試乗すればいいのに、といつも思っていた。
 そうしたら、この番組では、まさにあの山道をスイフトで登り、下っていた。それが気に入った。

 ついでに言えば、「別冊モーターファン444号 新型スイフトのすべて」の写真の何枚かも、おそらく軽井沢で撮影されたものと思われる(38、39、44頁など)。
 軽井沢の木々の緑にはブルーのボディーが似合うのである。

 理由その3. シルクロードを逆走! 
 同じくYOUTUBEのスズキ“スイフト”(SUZUKI SWIFT)を紹介、批評するコーナーの国際的なこと。
 たいていの日本車の紹介は英語かドイツ語だけだが、“SWIFT”は英語、ドイツ語もあるが、ロシア語、ハンガリー語(?)、インド(英語だけど・・・)、イタリア語、不明の音声、文字の国、と実に多様である。

 2年前に東ヨーロッパを駆け足で旅行したときも、ワルシャワやブタペストの街角でスズキ・アルトをしばしば目にして、スズキの凄さを感じたが、YOUTUBEでも“SWIFT”の国際的な認知度がうかがえる。
 そう言えば、2004年に中国に行ったときも、ALTOが多いのに驚いた。
 アメリカ、(西)ヨーロッパだけが「世界」ではない。

 中国、ロシア、東欧、インド、そしてイタリアへと、“SWIFT”はシルクロードをローマに向かっている。VWもきっとスズキのこの国際的な販売力がほしかったのだろう。

                  

 理由その4. アンチ・ステイタス!
 そんな国際性をもちながら、“SWIFT”をあえて“スイフト”と呼んでしまうところがいい。
 某先生の「ジャグァー」、「メルツェデス」などという表記は鼻につく。しかし、“SWIFT”は「スウィフト」と表記してもバチは当たらないと思うのだが、あえて「スイフト」ときわめてニッポン的に表記しているのがいい。

 さらにデザインもどこかアルトの面影を残している(リアドアガラスのCピラー側など)。初代スイフトは、軽自動車を5ナンバーにしただけなどと批評されたが、まったく悪びれずスズキのDNAをあえて(?)刻印しているところがいい。
 クルマでステイタスを誇る!などという恥ずかしい振舞いをしないのがいい。

 理由その5. 結局はクルマの出来!
 みんながあげることだが、ボディ・デザインと足のよさ。
 実は試乗したこともないのだが、YOUTUBEの動画を見るだけでも後輪の接地のよさが分かる。

 あえて難点をあげるなら、最上級のXSにはサイド&カーテン・エアが標準装備されているが、アイドリング・ストップをつけることができず、逆にXL,XGにはアイドリング・ストップが標準装備されているが、サイド&カーテン・エアをつけることができないこと。
 あれこれの選択をさせないことで、内容の割に買得感のあるあの低価格を実現させたのだろうが、何とかならないものか。

 とにかく、頑張って下され!

 2011/11/20 記

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三菱 “ミラージュ” 蜃気楼・・・

2011年11月17日 | クルマ&ミニカー

 その“ミラージュ”だが、10日ほど前に、三菱自動車から“ミラージュ”を名乗る小型車が出るという記事に出会った。

 “ミラージュ”も印象に残るクルマだった。
 フランスの戦闘機の名前を名乗り、軍需企業である三菱から出るというと、かなり好戦的なイメージを抱くが、実物はそんなネーミングとは裏腹の、穏やかなラインのヨーロッパ車の雰囲気を漂わせるクルマだった。

 最後に見かけたのは、さっきも書いたが、何年か前の大阪だった。
 学会が開かれた折に泊った天王寺駅前のビジネスホテルの窓から道路を見下ろすと、向かい側に水色のボディー、3ドアのおしゃれな車が駐っていた。
 プジョーか何かの旧型かと思って、わざわざ見に行くと、三菱の“ミラージュ”だった。
 まさに“ミラージュ”(Mirage=蜃気楼)を見た思いだった。ホテルの5、6階の窓から見下ろしても、おしゃれな雰囲気を漂わせるようなクルマだったのだ。

 その頃は、数か月に1度くらいは東京の路上でも見かけたのだが、その後はまったく見なくなった。
 今回のニューモデル発売をきっかけに調べると、2002年版を最後に生産が終了したようだ。

         
 
 今度のモデルはすでに写真も公表されているが、どうもあの先代がもっていたヨーロッパ車の雰囲気はない。

         
       
 フロントグリルに、リアに、ハンドルに、と随所にあの「三菱」マークが飾られているのもよくない。例の事件で、いかに「三菱」マークが負のイメージを背負うことになったか、三菱の関係者は分からないのだろうか。
 今回ネット上で見つけた先代ミラージュのフロントの「三菱」マークはかなり控えめな小さいものだったことを発見した。せめてあの程度にひそやかに飾るべきだろう。

 フロアシフト、サイドブレーキは合格。
 3710mm×1665mm×1490mmというサイズも悪くはないが、先代に比べてかなりずんぐりした印象になってしまっている。
 マツダ・デミオなどに対抗するつもりらしいが、1000cc3気筒で30km/Lというのはインパクトに欠けるか。

         

 タイで生産と聞いたせいか、どことなくマーチ同様のアジアン・テイストを感じてしまう。これも先代とは大きく違う。
 発売されたら、いちおう実車は見に行くだろうけれど、よっぽど公表された写真とイメージが違っていない限り、選ぶことはないだろう。
 三菱なら、むしろ“コルト・プラス”のモデルチェンジに期待したい。

 いずれにしろ、何から何までジャスト・フィットというクルマには出会うことができない。当分は、まだまだ迷いそうである。

 2011/11/15 記


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トヨタ “アクア” 微妙・・・

2011年11月16日 | クルマ&ミニカー

 トヨタが“アクア”の情報を小出しに見せはじめた。
 来月の“東京モーター・ショー”で発表することを昨日「発表」した。そして写真も公表された。価格は未公表だが、L=163万円、S=178万円、G=184万円とどこかのページに出ていた。
 グレードごとのボディーカラーまで載っていたから、多少の誤差はあるにしても大体そんなところだと思う。どうせ予約のためのリークだろうから。

         

 さて、その“アクア”だが、これが何とも「微妙・・・」なのである。
 前にも書いたように、3995×1695×1445mmという3サイズは問題なし。というより僕にとってのジャストサイズである。
 フロアシフト、ハンドブレーキも問題なし。
 問題はスタイルだが、現行ヴィッツを踏襲しなかったのはよい。斜め前方および斜め後方から見たサイドのスタイルは結構いい。
 ガラスエリアもしっかり確保されている。後ろのほうをキックアップさせていないのがいい。初代、先代のプリウスを思い出させる。
 
 「どこかフランス車を思わせる」という評価があった。ぼくは、懐かしい10年ほど前の三菱“ミラージュ”を思い出した。
 数年前に、大阪市立大学で開かれた学会の際に泊った天王寺駅前のビジネス・ホテルで見かけた水色の“ミラージュ”は、こんな印象だった。

         

 しかし、真正面からの写真と、真後ろからの写真はがっくりした。
 「何だこれは・・・」と絶句した。水面から顔を出したオットセイかアザラシではないか。どうしてこんな顔にしてしまったのか。

         

 後ろ姿もがっかりである。以前近所のカローラ店で見せてもらったカタログ通り、リアスポイラーとバンパーはカローラ・ランクスである。リアコンビランプも奇を衒いすぎている。
 プリウスやインサイトのように、妙な位置に配置されたスポイラーが後方視界を遮るようなことがないのはいいのだが、サイドの佇まいとアンバランスではないか。

         

 実車が写真のイメージを大きく裏切ってくれることを期待したい。
 何十年振りかで、モーターショーに行ってみようかとも思う。

  * 写真は、複数のHPに同じものが載っているマルCマークのないものを使用したが、もし著作権のある写真だったらご免なさい。

 2011/11/13 記

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次のクルマは何にしよう

2011年11月03日 | クルマ&ミニカー
 
 ぼくは今、次のクルマを何にするかで迷っている。
 60歳を過ぎたボクにとって、おそらく次のクルマは最後のクルマになるだろう。そう思うと、何を基準に、何を選ぶか、迷うのである。

 ★スバルいう選択

 わが家のマイカーの歴史から行くと、スバルで終わるというのが一つの選択である。

 わが家のマイカーの歴史は“スバル360”に始まる。
 昭和36年(1961年)のことだった。母親が中古のスバル360を5万円で買ってきて、そのクルマで練習をして、小金井(府中)で一発で軽免許を取った。
 白かアイボリーのボディーに濃いブラウンか黒のルーフだった。
 
            

 1、2年後に、同じ“スバル360”の新車に買い替えた。今度のはブルーのボディに白のルーフだった。
 写真が残ってないので、似たようなブルーのミニカーで代用しておく。

             

 さらに数年して、今度は出たばかりの“スバル1000”に買い替えた。
 360から1000に乗りかえたとき、その室内の広さに驚いたことは何度も書いた。家族4人にはあの広さで十分という今日に至るまでのボクの信念の原点である。 
 その後、スバル1100ff-1にも乗った。
 
 軽井沢、千ヶ滝にあった西武百貨店軽井沢店前の写真と、旧軽井沢の町営駐車場(今の竹風堂の裏手にあった)の写真。

            

            

 わが家のスバルの最後は“スバル レオーネ”だった。ワインレッドの派手なボディーだった。

            

 しかし、現行のスバル車で魅力のあるクルマはない。強いて候補を揚げるならインプレッサあたりなのだろうが、“スバル1000”の初心を忘れ、節度感なく肥大化したあのクルマには乗りたくない。
 スバルは2、3代前のレガシーあたりまでは、全幅を1720mmに収めるなど、コンパクトであることに頑張っていたと思うのだが。最近のスバルは「コンパクト」であることに価値を見出していないらしい。
 
 ぼくは上に書いたように、「スバル1000の衝撃!」から抜け出せないでいる。抜け出さない覚悟でいる。4人家族にとってスバル1000以上の大きさは全く必要ない。
 わが家の庭先にガレージを掘るときも、職人さんから「代金はたいして違わないのだから5メートル掘っておけ」とアドバイスされたのだが、「ポリシーとして4メートル50以上のクルマに乗るつもりはないから」と断って4m50cmにした(家の前は2メートル余地があるので、ランクスの出入りにはこれで十分である)。
 
       

 残念ながら、最初のクルマがスバルだったから最後もスバル、ということにはならなさそうである。
 トヨタと共同開発という、スバルBRZというのもちょっと気になるが、幅が1800mm前後らしいのでパスせざるを得ない。

 ★トヨタ アクア(AQUA)という選択
 
 やがて、なぜかわが家のマイカーはトヨタ・カローラに代わる。たしか、スバル・レオーネが大きくなりすぎたせいだったように思う。当時の(5、6代目?)カローラのサイズがわが家のガレージにジャストサイズだったのだろう。

 カローラのセダンを1、2度買い替えて、それ以降はハッチバックのカローラ・ランクスになる。これも初代の写真がないので、ミニカーで代用しておく。
         
            

 この間一度だけ、フォルクスワーゲンのPOLOに浮気をしたことがあるが、当たった車が悪くて2年弱で、ランクスに戻った。
 写真は、追分、借宿の浅間台の十字路で浅間山を背景に撮った、ポロの後ろ姿。シャガール・ブルーというきれいなソリッドカラーだった。

            

 そして、7年前、柴咲コウの“青のランクスで~ ♪”というCMソングが流れていた頃に買った“カローラ・ランクス”に今も乗っている。 
 とくに不満はないので、買い替えたいという欲求が生じない。9月に3回目の車検を通したばかりで、「絶対あっちのほうがいい」というクルマには現在のところ出会わない。
 写真は、軽井沢、千ヶ滝の国土計画事務所前で。国土の社名は変更になったが、わが家では今でも「コクド」である。

            

 この流れで行くと、次もトヨタという選択が考えられる。
 近所のカローラ店のお兄さんは、プリウスを熱心に売りに来た。試乗もした。しかし買う気はまったくない。プリウスは積極的に嫌いなクルマである。
 これまた「節度感なき肥大化」が嫌いである。加えて「2400cc並みのパワー」という「プラス100の余裕」以来変わらないトヨタの売り方(そんなコピーにつられて買う方が悪いかも)、フットブレーキ、妙な(ホルスタインの乳首式)シフトノブ。あんなものを操作して切り返しをするのはまっぴらである。

 ところが、12月に発売になる「第3のプリウス」、アクアは迷う。

 先日行きつけのカローラ店で、「部外秘」のカタログを見せてもらったが、今月発売の『月刊自家用車』2011年12月号に、そのカタログがスクープされている。ホンダ、インサイト・エクスクルーシブなどをけん制するトヨタのリークだろう。これを公開して先行予約を取ろうという魂胆が見え見えである。
 “アクア”のサイズは、3995×1695×1445、フロアシフトでサイド(ハンド)ブレーキで、ぼくの基準にドンピシャである。

 問題はスタイルだが、評判の悪い3代目ヴィッツに似ていたら即却下だったのだが、幸いヴィッツを踏襲しなかった(当然だが)。
 しかし、「これだ!」というほどの形でもない。ある部分はプリウス風、サイドのエッジはデミオみたい、リアコンビランプはノートみたい、リアスポイラーとリアバンパーはランクス風(!)・・・といった感じで、なんか統一感がないのである。

 候補には残しておくが、エコカー減税が終わって売れ行きが落ち始めた頃に、値引きを提案して来るだろうから(プリウスの時もそうだった)、その時に考えればいいだろう。

 ★ホンダ インサイト・エクスクルーシブ(CR-Z)という選択

 ところで、わが家では一度も選ばれたことのないホンダ車だが、実はぼくのクルマとの出会いはホンダに始まる。

 ぼくが生まれて初めて「欲しい!」と思ったクルマは、“ホンダS500”だった。発売に先立って、このクルマの価格を当てるクイズが行われた。新聞に全面広告が載って、50万円前後というヒントも付いていた。本当の価格は45.9万円だったらしい。
 僕も応募したが当然外れた。応募総数は573万通を超えたという(『絶版車アルバム 1950-1969』コスミック出版、61頁)。

            

 しかも、ぼくが買った最初の「クルマ」も、実はホンダ車であった。
 残念ながら四輪車ではないが、ホンダのスーパーカブである。これで1969年夏の軽井沢を駆けめぐったのだった。

            

 さらにその1、2年後には、大学の同級生の親父さんの“ホンダN360”を借りて、友人と3人で軽井沢にドライブ旅行に出かけた。
 あの小さなN360に3人乗りだったが、「狭かった」という記憶がまったくない。狭いかどうかは、物理的な空間の広狭によってきまるものではないのだろう。

            

 そう言えば、“ホンダ・ビート”を欲しかった時期もあった。
 でも、すでに世帯をもっており、子どももいたので、実際に買ったのは“スバル レックス・コンビ”だった。

           

 ・・・こんなことを考えると、「最後のクルマこそホンダ車を!」という選択もあるかもしれない。先日公開された“インサイト・エクスクルーシブ”は、発売前のコンセプトカーにかなり近い質感になった。全長がもう少し短ければよりいいのだが。
 CR-Zも捨てがたい。年寄りの乗り降りには厳しいし、ごく稀に4人で乗ることもありうるので躊躇はあるが。

         

         

 サイズで行けば、“フィット・ハイブリッド”もあり得る。ただし、青山のショールームで、何度もCR-Zとエクスクルーシブを乗り比べたあとで、フィットの運転席に座ってみると、妙に高い着座位置に違和感を覚えた。
 さらに、ホンダは、来年か再来年には“ホンダ ビート”の1000cc版を出すという話も聞く。これも見てみたい。

         

 ★ マツダ・デミオ、スズキ・スイフトという選択

 その他では、マツダの“デミオ・スカイアクティブ”も捨てがたい。
 節度感をもって「コンパクトカー」としてのパッケージングに努力しているのがいい。

         

 そして、最近気になっているのが、スズキの“スイフト”(SWIFT)である。
 『コンパクトカーのすべて 2011-2012』(モーターファン別冊)では、スイフト(とスプラッシュ)は玄人の圧倒的評価を受けているし(18~20頁)、JAFの機関誌『JAF Mate』2011年7月号の自動車アセスメントでは、全体として極めて高い評価を得ている。
                スズキ・スイフト      VW・ポロ   
 前面衝突 運転席側  ☆☆☆☆☆☆ 6      ☆☆☆☆☆☆ 6+
       助手席側  ☆☆☆☆☆☆ 6      ☆☆☆☆☆☆ 6+
       後席保護  レベル3          レベル4  (5点満点) 
 後面衝突 運転席側  11.03         7.65  (12点満点)
        助手席側  11.03         7.65  (12点満点)
 歩行者頭部保護   レベル4          レベル2  (5段階評価)
 ブレーキ性能 乾いた路面 43.9m       39.5m 
          湿った路面 46.6m       40.8m        
 後方衝突時の安全性は試験車両中トップの成績である。

         

 フォルクスワーゲンを敵に回して奮闘しているわが国産車メーカーに頑張ってほしい、と切に願う。「中小企業魂」の結実といわれる“スイフト”も、そう思って眺めるといとおしさすら感じる。
 現在のような経済状況の中で、国産車を買うことは国民の道徳的義務だとぼくは思うのだが。

 * 最初の写真は、『月刊自家用車』2011年12月号の表紙を飾るトヨタ・アクア。 

 2011/11/3 記 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする