豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

“HIGH RAIL 1375” 野辺山に行ってきた

2017年08月19日 | 軽井沢・千ヶ滝

 小海線、HIGH RAIL1375の旅

        


 8月16日は女房の誕生日。

 本人の希望で、小諸から小海線に乗って、野辺山を経由して小淵沢に行き、同じルートの帰り道に、野辺山で下車して、夏の星座を観察するというJRの企画する列車の旅に出かけた。

 ただし、明け方は土砂降り、12時前に中軽井沢駅に到着した頃も弱い雨。

         
 
 13時39分中軽井沢発のしなの鉄道で小諸に。
 途中の信濃追分の、浅間山が一番美しいといわれている場所も曇っていて、浅間山は全く見えない。

         

 小諸駅で小海線に乗り換え。

         

 14時22分小諸発の、“High Rail 1375”2号 “スイーツ・コース”小淵沢行きに乗る。

         


 佐久平駅は新幹線の乗換駅になっているので、駅前は一番賑やかだった。

 次の停車駅、岩村田は高校時代に学生村でひと夏を過ごした町。  
 様変わりしていて、どこだか見当もつかない。
 そもそも駅名からして、当時地元の人は「いわむらた」と言っていたのに、今では「いわむらだ」になっていた。
 山の中腹の農家の、昔は蚕棚だったような天井の低い2階だった。帰る日の前日に、その家の畑でみんなでじゃがいも掘りを手伝った。ミカン箱1箱、お土産に掘ったじゃがいもをくれた。

         


 中込も、祖母の知人のお婆さんが一人で暮らしていて、一度会いに行ったことがある。
 中込学校(?)という古い学校の建物が残っていて、ホールの天井に、ロンドン、ワシントン、パリなどを示す方向が書いてあった。世界を目ざしていて、東京など眼中になかったのだろう。

         

 中込駅で信州リンゴジュースとマドレーヌが振る舞われる。料金に入っているのだろうけど。

         

 “スイーツ・コース”のスイーツもこの辺で出たんだったか・・・。
 冷えた桃のケーキとコーヒー(か紅茶)。

         


 臼田、八千穂で停車して、小海。

         

 信濃川上の次は、野辺山。
 標高1375メートル。日本で一番標高が高い(JRの?)駅である。

         
         
 野辺山の次が清里。

                 

 20年以上前だろうか、“アンノン族“(分かるかなあ?)が、オフホワイトの長いスカートに、麦藁帽などかぶって、ペザント・ルックで闊歩していたころの面影はない。
 駅前の空き家になった建物が、白い三角屋根だったりして、あのころの“メルヘン”チックを思い出させるくらい・・・。         


 途中雨が強くなったりもしたが、山梨県に入ると、うっすらと夕日も差すようになり、富士山の山頂もチラッと見ることができた。
 ただし、一瞬だったので、写真は撮ることができなかった。

         


 16時54分着、小淵沢駅に到着。

        
        

 小淵沢駅の駅舎は立派になっていたが、駅に面して土産店が2軒あるだけで、駅前商店街はさびしい。
 観光案内所も17時で閉まってしまっている。
 工事監督のおじさんに、「1時間くらいで往復できる見どころはありませんか?」 と尋ねたが、にべもなく「この辺には何もないね」と言われてしまった。



 帰りは、18時20分小淵沢発、“HIGH RAIL 1375”星空号“オリジナルグッズ・特製弁当”コース。
 オリジナルグッズは星空号のイラスト入りのブランケットとビニール・シート(?開けてないので)。
 本来ならこれで暖をとりながら、野辺山駅前の公園に寝そべって夏の星空を眺めるのだろう。

 18時58分、野辺山駅着。

         

 小雨がぱらつく中、星空ならぬ、駅から5分ほど歩いて、地元の体育館で星空のDVDを見るだけ。
 朝方の激しい雨を思うと、土砂降りでなかっただけ幸運と言わなければならない。

 野辺山駅で星空見学の予定だったが、小雨もよいの曇り空だったので、代わりに車内の天井に投影された星空をアップしておこう。

         


 再び列車に戻り、暗闇の中を走り、21時51分に小諸駅に戻る。

 途中やたらと停車時間が長い。5分、10分と停車する。
 単線のため駅で行き違うために停車しているというわけでもなさそう(対向車が来ない)。
 あと5分早く小諸に戻っていれば1本前の軽井沢行きの電車に乗れたのだが、1時間近く小諸駅で時間をつぶして、22時38分の軽井沢行き最終列車で、中軽井沢に戻る。

 星など一つも拝めなかったが、雨に降られなかっただけでも、もって瞑すべしということか。


2017/8/19 記

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霧の軽井沢 (2017年8月10日~11日)

2017年08月16日 | 軽井沢・千ヶ滝

 予想通り、一日中天気が良かったのは昨日(8月9日)だけ。
 一転して、翌8月10日は霧に煙ってしまった。

         

 霧にかすむ、かつての西武百貨店軽井沢店の跡。
 今では星野温泉の無料駐車場になっている。満車だった。
 西武と星野の栄枯盛衰を表している。かつての西武百貨店だって、凄かったのだが。

         

 ついでに、坂下の軽井沢スケートセンター跡も。
 この辺りには、ボーリング場があり、その前はプールがあり、さらにその前は駐車場だった。
 テニスも廃れ、水泳も廃れ、ボーリングも廃れ、結局クルマだけが残った。

 やがてクルマも廃れるのだろうか。今日のラジオのニュースで、EU(アメリカだったか)では、ハイブリッド車の優遇税制も何年かのちには廃止となり、電気自動車、ゼロエミッション車だけが優遇の対象になると言っていた。
 この分野の日本車のシェアはきわめて低いとニュースは言っていた。
 そんな時代が来る前に、ぼくのクルマ生活は終わっているだろうけど・・・。

 結局、浅間山だけが残るのだ!


 
 翌8月11日も霧に煙る軽井沢となった。

 今日は午後から、大賀ホールで上原彩子のピアノコンサート。
 女房が中村紘子さんをご贔屓で、その中村さんが見い出した上原さんのピアノというので、出かけてきた。

 ぼくは初めてである。
 小柄なのに、すごい迫力で弾く人だった。
 「ピアノは打楽器!」を実感する。個人的にはもっと優しい弾き方をするほうが好きなのだが、これはこれで、忘れられないだろう。

 中村紘子さんが評価したのが分かるような気がする。
 なくなる何年か前に、この大賀ホールで中村さんを聴いたが(半分はトークショーだったが)、その中村さんが乗り移ったようだった。

         


 クルマはショッピング・パークの駐車場にとめておいたのだが、5時になってしまい、帰り道は大渋滞に巻き込まれてしまった。
 駐車場を出るまでに、10分近くかかってしまった。


 2017/8/16 記

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軽井沢に来た (2017年8月9日)

2017年08月16日 | 軽井沢・千ヶ滝

 ようやく前期の仕事が終わって、8月9日、軽井沢にやってきた。

 快晴。
 浅間山がすそ野までくっきり見えている。夏にこんなにきれいに浅間山が見えることは滅多にない。
 
         

 家の窓開け、空気の入れ替え、バルサン焚きもそこそこに、いつもの浅間テラスのレタス畑に浅間山を眺めに出かけた。

         

 散歩の道すがらの木々の緑も美しい。

                  

 ぼくがゴッホなら、数十億円の絵に仕上げるのだが・・・。

 最後は、大日向から眺めた浅間山。

         


2017/8/16 記

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あしたは軽井沢

2017年08月08日 | 軽井沢・千ヶ滝

 あれやこれやと仕事やトラブルが重なった前期も、今日の昼すぎに最後の科目の採点を終えた答案を事務に返却して、ようやく夏休みになった。

 明日の朝から、久しぶりに軽井沢に行く予定でいる。
 8月11日の大賀ホールの上原彩子ピアノコンサートと、8月16日の小海線星空の旅以外は予定はない。
 
 何年か前の夏に、同じ大賀ホールで中村紘子さんのムソルグスキー「展覧会の絵」を聴いた。

 上原彩子も、小海線の旅も女房の希望。

 小海線は、1968年、浪人生時代に、岩村田の“学生村”でひと夏を過ごして以来である。
 蚕部屋を改造した天井の低い2階の部屋で、10人弱の友人たちと寝泊まりした。そのお宅は長男から三男までが全員戦死し、ご主人は四男だということだった。
 お盆には迎え火、送り火を焚いた。

 あれからもう50年近く経つ。
 岩村田は変わったのか、変わっていないのか。
 夜の車窓からは分からないだろう。

            

 上の写真は、現在の南軽井沢交差点。
 気温は22℃と表示されている。明日の東京は37℃というからだいぶ助かる。
 下の写真は数日前の、昼間の同じ場所。

 
 2017/08/08 記

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