久しぶりにミニカーを買った。
1年ぶりくらいではないだろうか。
きっかけは昨日の新聞の折り込み広告である。
近所の日産販売店の折り込みが入っていたのだが、販売車のラインナップから“マーチ”が落ちていたのである。
最近のクルマ雑誌にはマーチのモデルチェンジの記事が載っている。例のタイで生産されて日本にも逆輸入されるというやつである。そろそろマーチの現行モデルもおしまいなのかなと思っていたところであった。
現行のマーチも、ぼくの好きなクルマの一つであった。
前にも書きこんだけれど、マイケル・ムーア監督の“シッコ(SiCKO)”に出てくるパリのお医者さんの乗った白のマーチ(マイクラ)が深夜のパリの街を走るシーンは、なかなか恰好がよかった。
自分に自信のある人はクルマなんかに構っていないという雰囲気がカッコよく思えたのである。
残念ながら、ぼく自身はそこまでの境地に達してないのだが。
もともと、「まあるいクルマ」が好きなので、実車は買えないとしてもミニカーくらいは揃えておこうと思っていたのだが、2年ほど前にあちこちのミニカー・ショップを回った時は、京商の表参道ヒルズ店にパプリカ・オレンジ色のが1台あるだけで、他の色は皆無だった。
あの色は売れ残っているだけあって余りいい色ではないので、放っておいた。しかし、ホンモノが生産終了となるとミニカーもいよいよ入手しにくくなるだろう。
そこで、GOOGLEで検索してみると、“ホビープラザ ビッグマン”というところで、パールホワイトの“NISSAN MARCH”1/43(KYOSHO “J-collection”)が1800円(+送料500円)で出ていた。
中古としてはちょっと高いが、他社よりは格安である。元の定価が2000円だから、これくらいは仕方ないと、ワンクリックで購入した。
ユーザー評価には、一切発送の連絡がなかったなどという批判もあったが、ぼくの場合は、注文した昨日の夕方に発送済みの連絡があり、今日の朝、日曜にもかかわらず、しかも岐阜からの発送にもかかわらず自宅に到着した。
さっそく、ニッサンの“フィガロ”や“パオ”の横に並べてやった。できればマイケル・ムーアの乗ったマーチのようなホワイトがよかったのだが、パールホワイトもパプリカ・オレンジに比べればはるかによい。
2010/6/13