わが家のマイカーは、1963年か64年に買った中古のスバル360で始まった。
時期からして、初代の中古だったと思うが、ベージュに濃茶のルーフのツートン・カラーだった。
ほどなくスバル360の新車(今度は水色のボディだった)を経て、その後は富士重工が出す普通車の発展どおりに買い替えていった。
3台目がスバル1000で、1100ff-1、1300(この辺は記憶が定かでない)と続き、レオーネ(ワインレッド)を最後に、1970年代半ばからはカローラに乗り換えることになった。
スバル1000以降もベージュ系かアイボリーが多かったように記憶する。写真も何枚か残っているが、アイボリーなのかベージュなのか、判然としない。この“豆豆先生の研究室”でも、2006年8月29日にわが家の“スバル1000”の写真を載せてある。
歴代のマイカーをミニカーで集められればよいが、レオーネなどはないのだろう。少なくともスバル360とスバル1000のミニカーは手に入れたい。
そのほか、その当時を思い出させてくれるクルマ(隣の家の“いすずペレット”など)、欲しかったけれど結局買わなかったクルマ(オープンカーやコンパクトな外車が多い)、それにミニカーとして形がユニークなもの、などを集めていくつもりである。
ただし、もともと飽きっぽい性格なので、いつまで続くかは自信がない。
さて、きょう10月17日(金)は午前中で授業は終わり。ミニカー資金につぎ込むために、昼飯はさくら水産で済ませる。
午後からは、来週の授業で使うレジュメの印刷を事務に依頼し、申し訳程度に、抱えているゲラ刷りの著者校を済ませて、新宿三丁目に出かける。
ネットで新宿三丁目にさくらやホビー館というのがあって、そこにミニカーも置いてあるというので(しかも割引のうえポイントもつく)、一度見に行こうと思っていたのである。
眺めるだけのつもりだったりだが、エブロ(EBBRO)の“SUBARU ff-1 Sports”の1/43(ボディは白)があったので、ついつい買ってしまった。
臨時収入が17800円入ったので、“国産名車コレクション”(1台=1790円)で、ひとまず10台そろえようと思ったのだが、いくら臨時収入が入ったからといって、それほど欲しくないモノまで含めて“国産名車コレクション”を10冊買うこともないだろうと気が変わった。
ということで、かつてのわが家のマイカーだったスバル1100 ff-1ということになったのである。うちにあったのが“スポーツ”というグレードだったかどうかは記憶にないが、2ドアのスバル1000(かその後継車)があったことは間違いない。
フロントの形状とか、リアトランクの傾斜などは記憶のままなので、これでいいだろう。
前にも書いたが、スバル360から乗り換えた者にとっては、とにかくスバル1000の室内の広さと音の静粛性は感動的だった。今でも、ぼくのクルマのサイズ感の原点はスバル1000にあると思っている。
ミニカーではその室内はあまりうかがい知ることはできないが、それでもリアウィンドウから覗いた後部席は広い感じがする。想像力を働かせれば・・・。
帰りは新宿三丁目から新副都心線に乗って帰ることにした。階段を下りると、ちょうど飯能行き急行がホームに入ってきた。石神井公園までわずか30分足らずで到着。しかもあの鬱陶しい池袋駅の雑踏で乗り換えないですむ。
便利な路線である。
* 写真は、エブロ製“SUBARU ff-1 Sports”の1/43のミニカー。さくらや新宿ホビー館で、2856円(うち320円はポイントを使用)=2536円(-ポイント254円還元)。